2部分:第二章
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ドに問うた。
「あれっていうと?」
「我が国は常に神々と共にあるのです」
「牛が神の使いだからか」
「牛には何億もの神がいるのです」
物凄い数であった。
「そして神の乗り物でもありますし」
「何億か」
「はい、何億もです」
「日本の神様より多いんじゃないのか?」
また言う隼士だった。日本もまた実に多くの神々がいる。八百万の神々がいるということは彼もまたよく認識していたのである。
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