シリルvs.三大竜
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れなんですか?」
シリルの質問を聞いたスティングとグラシアンは互いの顔を見てうなずくとシリルに視線を向ける。
「7年前の魔法コンテストでお前に花を渡した奴いただろ?」
「あれな・・・こいつなんだ」
そういって2人はローグを指さす。ローグは決まりが悪そうな顔をしてシリルを見ないようにしている。
「え!?そうなんですか!?」
もちろん驚くシリル。しかし彼はすくに冷静になるとペコペコと頭を下げる。
「お花、ありがとうございました」
「いや・・・いいんだ」
「でもなんで花なんてくれたんですか?」
「「「・・・は?」」」
シリルの予想外の発言に三大竜全員が思わず声を出す。シリルはよくわからないといった表情で首をかしげる。
「いや・・・なんで花くれたのかなぁ?って」
「お前それは普通好きだからに決まってんだろ!!」
「それ以外に花なんかやる奴なかなかいねぇぞ!?」
状況を飲み込めていないシリルに対してスティングとグラシアンが怒声にも似た声を出す。
「好きって・・・ローグさんて男ですよね?」
「そうだ」
「だったらなんで俺を好きなんか・・・」
そこまで言ってシリルは気づいてしまった。彼は自分のことを女だと勘違いしていたのだと。
「まさかあんた俺のことを女と間違っていたのか・・・」
「むしろドレスなんか着ておいて間違えない方がおかしいだろ」
ローグの最もな意見。だがシリルに取ってこの発言はプライドを傷つけられた以外の何物でもない。
「人の性別間違えておいて仕方ないはないだろ・・・」
「つーかお前はローグの気持ちに気づいてなかったのか?」
「それはそれでお前もひでぇぞ」
「うるさいうるさいうるさ〜い!!」
どう考えても三大竜の方が正しい気がしたシリルは無理矢理彼らを黙らせると腕に水を纏っていく。
「俺が勝ったら俺をバカにしたこと・・・それと仲間をバカにしたこと、全部謝ってもらいますからね」
「だったら俺らが勝ったら・・・」
「ローグの気持ちを踏みにじっといてなおかつそれに気づかなかったことを・・・」
「謝罪させてやる」
ローグたちはそういうと体に魔力のオーラを纏っていき、ドラゴンフォースを解放する。それもさっきよりも明らかにプレッシャーが大きい。
「ドラゴンフォースは竜と同じ力。この世にこれ以上の力はねぇ。ドラゴンの力に破れされぇ!!」
スティングは今までよりもさらに速い速度で走り出し、シリルに向かって鉄拳を放つ。だがそれをシリルは片手で軽々と受け止める。
「その程度・・・か!!」
「ぐあっ!!」
シリルはスティングの顎に頭突きを喰らわせる。スティングは思わず後方へとよろけるとすぐさまグラシアンがシリル
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