第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その三
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「清原になるとな」
「モデルにする奴はいつも悪役だしな」
「この作者の作品で清原とか元木をモデルにする奴って末路悲惨なんだよな」
「絶対にな」
百パーセントである、このことは。
「ナベツネとかもそうだけれどな」
「特にヨネスケな」
「それで清原もだからな」
「ちょっと表には書けない言葉が出るからな」
「清原に似合う車は書けないぜ」
「流石にね」
それこそだ、だから三人も言わなかった。
そしてだ、そうした話をしてだった。
二人はあらためてだ、瞬に言った。
「それで俺達の車な」
「フェラーリディーノがいいって思ってるんだよ」
「金もあるしな」
「いいだろ、ディーノ」
「私車のことは知らないから」
首を傾げさせてだ、瞬は二人に答えた。
「相談には乗れないわよ」
「ああ、そうか」
「興味ないんなら仕方ないな」
「まあとにかくもっと考えるか」
「ディーノは本命にしてもな」
「車ならサーキットの狼とか?」
瞬もここで漫画を出した。
「昔ジャンプでやってた」
「これまた古い漫画だな」
「プレイボーイで続編やってたな」
「結構以上に男の欲望出てた漫画だったな」
「その漫画かよ」
「私読んでないけれどね」
もっと言えば作者も読んだことはない。
「そうした車が出てたのよね」
「ああ、ポルシェとかな」
「そうした車出てたらしいな」
「それで当時ヒットしたんだよ」
「男の子の車への憧れをゲットしてな」
「そうよね、けれど私も免許は必要と思っていても」
それでもというのだ。
「車の種類とかにあまり興味はないの」
「じゃあ性能がよくて長持ちすればか」
「それでいいんだな」
「そう、まあ軽四でもワゴンでもね」
そうした車でもというのだ。
「いいんじゃない?便利で長持ちする車なら」
瞬は実用性から考えていた、自分が乗る車を。
「そうでしょ」
「シビアだな」
「それじゃあジープでもいいか?」
「自衛隊でも使っているジープな」
「今はパジェロだけれどな」
「いいんじゃない?パジェロも」
実際に瞬はパジェロも悪くないとだ、二人に答えた。
「要は乗り心地と故障の少なさ、燃費と運搬能力よ」
「本当に実用性だな」
「デザインとかはその後か」
「イタリアの車みたいにデザインがいい」
「それはいいんだな」
「そう思うけれど」
瞬は実際に雑誌のディーノを見ても一瞥程度だった、そのうえでの言葉だ。
「私はね」
「それもそうだけれどな」
「やっぱり車は実用性だけれどな」
「何かこうな」
「ロマンがねえな」
「夢がな」
「ちょっとな」
二人でその瞬に言う。
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