第七話
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形呼ばわりした事にブラックエクスプレスは顔をしかめる。だが、それよりも知りたいことが彼にはあった。
「シルバーエクスプレス。ジュエルシードを使って何をするつもりだ?」
『だから、欲しくなっちゃったんだって言ってるでしょ。それより、元上司に対して口のきき方がなってないわね。』
「ふん。俺様はもう貴様にクビにされたんだからな。当然だ。」
『そう。なら、もう一度部下にしてあげる。』
「何だと?」
『プレシアのお人形さん達を手伝って、全部のジュエルシードを集める事が出来たらブラッチャール星に帰れるようにしてあげるわ。』
「貴様に言われんでも、フェイトちゃんの手伝いはするつもりだ。」
『なら、この話は成立って事で。』
そう言うと、シルバーエクスプレスは霧のように消えた。
プレシアの部屋を出たブラックエクスプレスは、廊下に居るフェイト達と合流した。すると、早速アルフが駆け寄って来た。
「ブラック!大丈夫だったかい!?」
「俺様は大丈夫だ。それより、フェイトちゃんの方は?」
「私は、大丈夫だよ。」
若干よろけながらも、フェイトは立ち上がりながら言う。
「フェイトちゃん、無理せずに休んでいろ。」
ブラックエクスプレスはフェイトを座らせ、ドジラスとウッカリーの前に来た。
「ドジラス、ウッカリー。話があるから付いて来い。」
ブラックエクスプレスは2人を連れてフェイトから離れると、シルバーエクスプレスの話をした。
「ええ!?フェイトちゃんのお母ちゃんにジュエルシードを集めさせてるのって、大親分だったの!?」
「びっくり〜。」
「ああ。それで、全部のジュエルシードを集められたら故郷に帰らせてくれるそうだ。お前達はどうする?」
「も〜、親分ったら。僕達はもうフェイトちゃんのお手伝いをするって決めたでしょ。」
「それで故郷の星に帰れるなら一石二鳥ですしね。」
ウッカリーもドジラスもフェイトの手伝いを続ける姿勢は変えないようだ。
「よし、ならば俺たちブラッチャーはフェイトちゃんのお手伝いを続けるぞ!!」
「「ブラッチャー!!」」
こうして、ブラッチャー3人組はこれからもフェイトの手伝いを続ける事を決めた。
だが、ブラックエクスプレスはフェイトの出生の秘密については誰にも伝えなかった。
続く
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