第七話
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それを聞いたドジラスとウッカリーは素直に喜ぶが、ブラックエクスプレスだけは遠慮した。
「しかし、まずはフェイトちゃんのお母ちゃんにご挨拶をしないと・・・」
「大丈夫。母さんには私の方から言っておくから、遠慮しないで。」
「ほら、フェイトちゃんもこう言ってる事だし。」
「行こう、親分!」
「お、おいこら。」
そして、ブラックエクスプレスはドジラスとウッカリーに引きずられて行った。
そして、それから三人は庭園内を見て回ったのだが・・・迷ってしまった。
「親分。もう疲れたよ〜。」
「むう・・・どこかに地図は無いのか?」
歩き疲れた彼らは地図を探して辺りを見渡す。すると、一つの扉の前でうずくまるアルフを発見した。
「親分!アルフが居ますよ!」
「良し!これで道を聞く事が出来るぞ!」
「フェイトちゃんのお母ちゃんに挨拶しに行けるね。」
そして、三人はアルフの所へ駆け寄った。
「おーい!アルフー!って、ん?」
だが、アルフは様子がおかしかった。うずくまっていたため、遠くからは分からなかったが、その表情は怯えているようだった。身体も震えている。
「ど、どうしたんだ、アルフ?」
ブラッチャー達もこれは只事では無いと考え声をかけた。すると、アルフは顔を上げる。
「ブラックかい・・・」
「一体何があったんだ!!」
「頼むよ。フェイトを、フェイトを助けてくれ!」
「え?」
「フェイトちゃんを?」
「どう言う意味だ?」
ドジラス、ウッカリー、ブラックエクスプレスの順で首を傾げる三人。その時・・・
パシィィィィン!!!
「きゃあっ!!」
アルフの背後にある扉の向こうからムチを打つ音とフェイトの悲鳴が聞こえた。
「今のって、フェイトちゃんの!?」
「どう言う事!?」
「お前達!行くぞ!!!」
ブラックエクスプレス達は直様扉の向こうへ突入した。そこでは・・・
「たったの・・・4つ?これは、余りにも酷いわ。」
光の鎖で天上から吊り下げられたフェイトが一人の女にムチで打たれていた。
「フェイトちゃん!!」
それを見たブラックエクスプレスは暗黒鉄球で鎖を破壊する。そして、拘束が解かれて落ちて行くフェイトをドジラスとウッカリーがキャッチした。
「何者かしら、あなた達?」
突然乱入してきたブラッチャー達に女が聞いた。
「俺様達はフェイトちゃんの仲間だ!お前こそ何者だ!!」
「私?その子の母親よ。」
「何だと!?そんな訳があるか!!!」
「フェイトちゃんの大好きなお母ちゃんがこんな酷い事する訳無いよ!!!」
「そーだそーだ!!」
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