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逆さの砂時計
集結
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声の持ち主らしき人影が、私の腕を強引に奪って、レゾネクトから離れた。
 ……ちょっと待って。
 此処は空。雲の上。こんなに素早く動ける存在なんて、私か怪奇現象の一員しかいない。
 でも、その殆どは今此処に揃っていた筈。
 なら、それに当て嵌まらないこの人影は。
 「……お前が先だったとは……予想外だな」
 薄く笑うレゾネクトから私を庇う背中に、純白の翼。
 私よりやや小柄な容姿。背骨を覆う程度に真っ直ぐ伸びた、マリアさんと同じ白金の髪。
 彼女は
 「ロザリアぁああーーーッ!!」
 遠くにベゼドラさんの叫びが聴こえる。
 僅かに肩を震わせ、大地を見下ろしたその目は薄い緑色。
 ……遅かった……。

 マリアさんの封印が解かれてる!


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