暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第26話 談判
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に手を置くと一歩前に進み出てヒースクリフに向かって言い放った。

「いいでしょう、剣で語れと言うなら望むところです。デュエルで決着をつけましょう」


















「わ、悪かったよ。つい売り言葉に買い言葉で……」

再びアルゲート、エギルの店の2階。
ため息を吐きながらソファでお茶を啜るカゲヤとキリトの座る揺り椅子の肘掛にちょこんと腰を乗せ、拳でぽかぽかと叩くアスナにキリトは申し訳なさそうな顔をしながら謝る。

「せっかく私が説得しようとしたのに、なんであんなこと言うのよ!!」

「悪かったって……」

キリトはアスナの拳を捕まえて、軽く握ると更に言う。

「大丈夫だよ、一撃終了ルールでやるから危険はないさ。それにまだ負けると決まったわけじゃないし」

「う〜〜〜……」

唸るアスナと申し訳なさそうな顔をしてアスナをなだめるキリトを見ながらカゲヤは今日4度目のため息を吐きながら呟く。

「なぜ次から次へと面倒事が増えるんだ……」

「ごめんね、カゲヤ君……」

サキは申し訳なさそうに俯いてカゲヤに謝る。

「気にすることないさ。負けなければいいだけだ」

「でも……」

「サキは心配しすぎだ。少しは信じてくれてもいいんじゃないか?」

「うん。そうだよね。信じるよ」

「ああ、必ず勝ってくるから待っていてくれ」

カゲヤがそう言うとサキは明るい笑顔で返事をした。

「うん!待ってる!」

カゲヤはサキの明るい笑顔を見て微笑むとお茶を啜る。

……約束したからには負ける訳にはいかないな。まぁ、元より負ける気はないが……

カゲヤは胸の中でそう呟くとお茶をぐっと飲み干した。


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