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逆襲のアムロ
12話 満ちた時の果てに・・・ 11.20
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れなのにそんな身なり良いスーツの方が余り来るような店じゃない。昼間だからこうお客も少ないが、夜はあまり顔を出さない方がいいよ。その辺の客引きにカモにされる」



「なるほど。ここならカモにされやすいのか」


シャアはマスターの言葉にいいことを聞いたと思った。
シャアは新聞を取り、現在の状況を把握した。


「ほう、ガルマは頑張っているみたいだな。・・・オデッサが陥落したか。・・・ほぼ連邦がまた地球を奪還したわけだ」


シャアはビールを飲みながら呟いていた。その呟きにマスターが反応した。


「そうさ。また連邦の良くない時代が来るよ。私ら低所得層はジオンにちっとは期待していたんだ。しかし、弱肉強食。連邦にはジオンも勝てなかった。あーあ。私もコロニーに上がり損ねた口だよ。その当時いろんな情報が交錯してて、話聞く限りだと宇宙の方がまだ良いらしいね」


「そうかもしれん」


シャアは一言で感想を述べ、勘定をして「また夜来る」と言い、その場を去った。



* マドラス基地 グレイファントム艦橋 同日 11:10


ブライトたちはマドラス基地に到着した。そこにはウッデイ大尉も到着しており、ジャブローからの指令書を携えていた。


「貴官らグレイファントム隊に3ヵ月の休暇を命ずる。連戦の疲れを癒してくれ。尚、身勝手な軍事行動は慎むように。但し、基地の危機に応じてはそれは範囲外とする。以上だ」


グレイファントム艦橋に訪れていたウッデイはブライトたちに命令書を渡した。
ブライトもアムロも戦線に立つことができない、ジャブローから許可が出ないことには。
ほぼ謹慎処分みたいなものだと皆考えた。


「そんなに厄介に思われたんですかね」


カイがぼやいた。セイラも「なぜかしら」と考えた。それについてマチルダが答えた。


「今の連邦は派閥闘争の真っ最中です。箝口令を言い渡しますが、レビル将軍は謀殺されたと見て良いでしょう。その現場にいたグレイファントムを始めとするレビル本隊面々は皆同じような休暇を取らされています」


ウッデイもマチルダの意見に同調し述べた。


「そう、連中はその間に地盤を強化し、戦争も終わらせることができると踏んでいる。全く嫌気が指す」


「そうですか・・・」


ブライトはげんなりしていた。アムロはブライトに声を掛けた。


「まあ、艦長も色々あって、他の皆も疲れている。まさか何の考えもなく動いて処罰される訳にもいかないだろう。息抜きをするしかない。時期を待つんだよ」


「そうか・・・そうだな」


ブライトはアムロの言うことは最もだと思い気持ちを切り替え、全クルーに休暇の伝達をした。
ブライトは今ま
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