20 ポケモンタワー 2
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グリーン「ところでお前ら、どうやってここまで来たんだ?
俺がせっかく通せんぼしてやったのによー」
イエロー「ピカチュウのテレポートでヤマブキまで来たんだ」
ピカチュウ「ピカ」
グリーン「テレポートか。便利な技を覚えてやがる。
でもなんでヤマブキなんだよ」
イエロー「最後に立ち寄ったポケモンセンターだからね」
ブルー「でもロケット団だらけで観光どころじゃなかったわよ」
グリーン「ヤマブキにもロケット団か。
あちこちにいやがる……カントーはどうなってんだ?」
ブルー「ロケット団、ここにもいるの?」
グリーン「レッドの奴がとっくに追っ払ったらしいぜ」
ブルー「ふーん……
じゃああれは?」
イエロー「えっ?」
グリーン「何だ?」
ブルーは空を指さす。
上空の彼方に何かが浮かんでいるのが見える。
目を凝らすと、それが人型であるのがわかる。
グリーン「ポケモンか?」
ピカチュウ「ピカ!」
イエロー「えっ? 逃げろって?」
ピカチュウがそれに向かって一直線に飛んでいく。
ブルー「飛んだ!? 風船もつけてないのにあんな遠くまで!」
ピカチュウはそのポケモンに何か話しかけている。
相手は聞く耳持たず攻撃を仕掛ける。
連続で発射される弾のようなものをかわしながら必死に訴えかける。
流れ弾が海に落ち、巨大な水柱を立てて爆発する。
滑空や宙返りでかわしていたが、ついに1発がピカチュウを捉える。
ポケモンタワーの壁面に直撃し、爆発する。
イエロー「ピカチュウ!」
瓦礫と共に落ちてくるピカチュウを助けるためにイエローは駆けていく。
グリーン「待て、イエロー!」
ブルー「危ない!」
1人の老人がやって来る。
フジ「君たち、早く逃げなさい!」
グリーン「でもイエローが……!」
フジ「私が何とかする! 君たちは早く逃げなさい!」
この老人は誰だろうと考えている余裕などない。
フジ「やめるんじゃ、ミュウツー!」
グリーン「ミュウツー?」
ミュウツーと呼ばれたそのポケモンは止めるどころか、更に強力な攻撃にかかる。
体全体から放出される衝撃波はシオンタウンごと押し潰していく。
建物は軋む音を立てて崩壊し、地面には亀裂が走っていく。
グリーン「やばいっ! 逃げるぞブルー!」
ブルー「イエロー!」
グリーン「あのじーさんに任せるしかない!
フーディン、テレポート!」
グリーンとブルーはシオンタウンから脱出した。
微かな空気の震えがヤマブキシティに伝わってくる。
サカキ「終わったか」
ナツメ「これでよろしいのですか?
シオンタウンにはあのフジ博
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