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百合の軌跡 ー全身網タイツのくのいち少女ー
百合の軌跡
第5話 初めてのキス…♪
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シオン「す、すご…く…気持ち…よか…った…わ…よ…。
(わ、私…恥ずかしいこと…言っちゃって…る…。)」

私は赤くなりながら口を動かし、絞り出した小さな声で気持ちよかったとつぶやき。


出会った時のクールな雰囲気も凛々しかった表情も消え、スノウが想像していた快楽に染まった…潤む瞳に口から垂れ流す涎…そんなだらしない表情のシオンが目の前に転がっていて。
パートナーになってくれて、優しくしてくれ…そして性の快感を与えられ、スノウの色に染められたシオンは…スノウには逆らえなくなっていて…。


☆☆☆☆


スノウ「すっかり素直な娘になったわね。
市場での澄まし顔が嘘みたい。
でも、その方がずっといいわ。」

絶頂の余韻で震える身体を優しく抱き締めて、私はシオンが落ち着くのを待つ。

二人の呼吸が自然と揃い、まるでひとつの生き物になった気分。

スノウ「どう? 落ち着いた?
さっきの感覚を忘れないでね? 人の強い想いや感情がスキルや魔法の力を高めてくれるからね。」


☆☆☆☆


シオン「あっ…ス、スノウ…。
(いい…匂い…。)」

私が絶頂の余韻で震えると、両腕の拘束をほどいてくれ…スノウは私を優しく抱き締めて、私が落ち着くのを待ってくれる。
触れた肌から優しくて甘い香りがして、スノウに抱きしめられていると…すっごく安心して、胸がきゅんとして…ドキドキする。

シオン「すー…はぁー…。
(あたたかくて…安心…する……こんなの…初めて…。)」

安心するスノウ腕のなかで私たちの呼吸は自然と揃っていて、こんなに安心する気持ちになれたのは初めて。


シオン「人の強い想い…ええ、わかったわ…。」

確かに今までは何も考えずにスキルを使用していたが、スノウと出会って優しい人の気持ちに触れたことにより…私は本当に気持ちとイメージ次第でもっと強くなれるんじゃないかと思い。


☆☆☆☆


スノウ「うふふ…よかったわ♪」

ピーッ!!
発動していた魔法の効果時間の終わりがきた。

シオン「あっ…。」

もう少し、こうしていたいが…シオンも同じ気持ちなのか、少し名残惜しそうな表情をしていて。

スノウ「さっ、町に戻りましょ。
じきに夜が明けるわ…そうだ、一緒にお買い物でもしましょうか?」

シオン「一緒にお買い物……別にいいわよ…。」

この街を拠点にしているとはいえ、これからの二人での旅に必要なもの…特にシオンはあまりにも軽装で(日帰りが多かったのだろう。ソロでの遠出は大変なのだ。)、色々と買い揃える必要がある。

町に戻る頃にはショップも開いているはずだ。


スノウ「着替えも要るわね、とりあえず私のガウンを羽織りなさい。
そんな
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