第三話
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かわからず自分に向かって振り下ろされるサーベル?に向かって手を出してしまった
「がっ・・・」
うめき声を上げたのは俺ではない、襲いかかってきた男である、見てみると男の腹に奴の腹にサーベルが刺さっている・・・バカだろこいつ、何があったらあの状況で自殺できるんだよ、どじっこギャングもどき・・・流行らんわ!
「な・・・!」
「一瞬で武器を奪って・・・」
「刺したっていうのかよ・・・」
なんか周りが騒ぎ始める、え?そうなの?俺一瞬で武器奪って刺したの?この身体万能!!
「こ、殺せ!!全員かかれ!奴を殺せ!!」
その言葉に反応して奴らが突っ込んでくる・・・うわああああああああ!!!冷静に言ってる場合じゃねえええええええええ!!!
ー兵士長ー
今現在、私と私の部下の兵士たちは地下牢に閉じ込められている、モークドルースの奴らにすっかり気を許していた我らは寝こみを襲撃され、城の兵士たちは全員あっというまに無力化された、魔法は多少の心得があるのでやると思えばここから抜け出せれるのだが、見張りが何十人といるのでそうもいかない
このままこの国はこんな奴らに支配されるのか・・・と、半分あきらめていたその時、なにやら見張りが騒ぎだし、全員出て行ってしまった、抜け出そうかと思い、鉄格子を見てみるが魔法を使えないよう魔法を無力化する魔法が刻まれている、国が設置した脱出防止だが、この城に兵士として数十年仕えている私はこの魔法の解除方法を知っている、がちゃりっと、いう音とともに鉄格子のカギがいとも簡単に開く
(何かの罠か・・・?)
何故奴らもここの魔法を使えなくする魔法があることを知っているとはいえ、見張りを一人も残さず全員出て行った・・・?
「おい、警戒しながら行くぞ、ついて来い」
部下たちにそういい警戒しながら進んでく、だが何もなく外へ続く扉に来れた、鍵はかかってない
「・・・?」
ドアを開けて外に出るが何もなかった、だが何やら中庭のほうで騒ぎが起こっている
とりあえず脱出には成功したので部下たちに命令する
「お前たちは国王様たちを探しに行け、私は中庭の騒ぎを確認してくる」
そういうと部下たちは外のほうへ向かっていく
(セリア様や国王様は無事であるだろうか・・・)
そう思いながら中庭へ向かっていく、そこで目にしたのは、いくつもの屍の上で楽しそうに、無邪気に笑っているセリア様がいた
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