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ポケットモンスター 急がば回れ
19 イエロー対レッド
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オーキド「それから、こいつをレッドに返しておいてくれんか?
レッドのところに帰りたいと駄々をこねていかん」

イエローはピカチュウとモンジャラを連れて帰る。

助手「博士、インターンなんて初耳ですよ」

オーキド「当たり前じゃ。今思いついたのじゃからな」

助手「どういうことですか?」

オーキド「……今のままでは無理じゃ」

助手「えっ?」

オーキドは電話を取る。

オーキド「わしじゃ。久しぶりじゃのう」

電話の声もオーキドと同じくらいの年頃である。

オーキド「ピカチュウは君の孫に任せたよ。
やはり親子じゃな。君の息子と同じピカチュウを選んだ。
君の息子の手には負えなかったが、わしはあの子に賭けてみようと思う。
……まあ、今はまだ本当のピカチュウではないがのう」

オーキドは古いポケモン図鑑を取り出す。
ところどころ傷んだりへこんだりしているそれの裏に、赤い文字でこう書かれている。

ぴかちゅう
ぼくは がっこうに いかなくては いけなくなったんだ
ぴかちゅう
ぼくらの たびは なんだったのか わかるか
ぴかちゅう
きみは たくさんの ひとたちを やっつけてきた
ぴかちゅう
おまえは ぼくのみえないところで にやにや わらってたんだね
ぴかちゅう
もう たびは おわりだ
ほんとうに おわりだ
ぴかちゅう
がっこうにいってくるからさ
ぴかちゅう
おまえは すきなひとを やっつければいい
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