暁 〜小説投稿サイト〜
イナズマイレブン〜クロスライジング〜
エイリア学園
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してしまった。

「ま、間に合った!」

その時、心美は傘見野中に到着し、そして全く同じタイミングで豪炎寺も到着した。

「豪炎寺君!?」

「天空橋か…、円堂達のところに向かうぞ!」

「…うん!」

私がグラウンドに到着すると、そこにはボロボロの円堂君たちの姿があった。

「…う、嘘……」

「くっ…!」

豪炎寺はユニフォームを纏うとグラウンドに足を踏み入れた。

「選手交代だ」

「ご…豪炎寺!」

私も黙って見ていたくない!私にも何かできるかもしれない!

「わ、私も出ます!」

「心美さん!?」

秋ちゃんが私を心配そうな目で見た。

「監督…、私にユニフォームを貸してください!」

「………」

「監督!!」

「…わかった」

私は監督から借りた、背番号19のユニフォームを纏いグラウンドに立った。

FW豪炎寺 染岡
MF天空橋 鬼道 マックス 宍戸
DF影野 壁山 栗松 風丸
GK円堂

一応11人全員ピッチに立っているけど、その中でもまともに動けるのは私、豪炎寺君、鬼道君、円堂君くらい…。どうなるかわからないけどやってみせる!

「ようしみんな!反撃だ!」

ボールを受けた豪炎寺はボールを後ろに渡し、心美にボールが渡る。

私がドリブルで切り込むが、宇宙人は動かずそのまま立ち尽くす。

「後悔してもしらないよ!」

前線にはゴールから離れて上がってきた、円堂君と豪炎寺君、鬼道君の姿がある。

私は必殺シュートを放ちながら叫んだ。

「エンジェルキッス!鬼道君シュートチェインお願い!」

「ああ!」

鬼道は心美のシュートをダイレクトで蹴り上げ、雷雲のようになった上空から雷が降り注ぎ、鬼道、豪炎寺、円堂がシュートチェインを決めた。

「「「イナズマ!!ブレイクウウウウッ!!」」」

反撃の狼煙を上げるべくシュートチェインしてさらに威力が上がったイナズマブレイクでゴールを狙う。

誰もがそのシュートが入ることを疑わなかった。

バシン。

「「「え…?」」」

そしてその光景に誰もが絶句した。

相手キーパーのゴルレオはボールを見ず、あくびをしながら片手でシュートチェインしたイナズマブレイクを止めたのだ。

「なんだぁ?今の貧弱なシュートは…」

「なっ!?あ、あいつボールを見てなかったぞ!」

「あのイナズマブレイクでさえ通用しないなんて…」

そんな俺たちにレーゼが話す。

「必殺技といってもこの程度。お前たち人間の力の限界ということだ」

「くっ…!くそお…!!」

そんなとき円堂は叫んだ。

「違うっ!俺たちに…限界はない!」

「円堂君…」
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