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『魔法の薬』
『向精神薬』
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感も無かったから。

暫くして少女は男に告げた。

『解った。もう要らん』

ポケットに残ってたクスリ全部、男に渡した。

『おまえ潔すぎやろ』

男は大爆笑。

『だって、どれもこれも魔法のクスリちゃうかったし』

『...えらいっ!』

男は少女の頭を、猫を撫でるように優しく何度も撫でた。
少女は、クスリ返して良かったと心から思えた。
妙にスッキリした気分になった。



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