『秘密の扉』
[2]次話
家には少女を玩具の様に酷く扱う怪物が居て、血の繋がった家族皆すら敵だった。
そんな檻の中で育った少女。
けれど、外の世界には僅かな希望の光が在った。
奇跡的に出会った希望の女神様。
でも、その光さえ無くなって、生きる気力を失った。
あの家から逃げれた時間だけは自由だった。
若気の至り...
秘密の扉を開けた。
少女は、あらゆるクスリに手を出した。
こんな躰、どうでも良かった。
命すらどうでも良かった。
でも、死にたいのに死ねなかった。
いつも未遂で終わる自殺。
幸い、体質的に効きにくくて薬物依存には至らなかった。
ただ、ヤケクソでシャブ打ったり飲んだり、LSD舐めたり...
そんな事を繰り返してた時期は少しだけ在ったかな。
周りの皆がよくしていたのは手軽なシンナー。
でも、質が悪いのか皆は単純に吐き気がするだけだったらしい。
だから純トロを買い求め、皆にあげていた。
皆は純トロにハマッてしまったらしい。
そのうち、見た事も無い子まで増えていた。
別に何も思わない。
吸いたければ勝手に吸えばいい。
効き目は無い。
自覚が無い?
何も感じない。
更に純トロの良さが解らない。
シャブ入りドライ飲んでる方が、まだマシだった。
[2]次話
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