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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
第三世代の真の力
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どこかホッとしたように頬を緩ませ、戦った3人に称賛の声をかけるスティング。

『三者ダウンか!?』

審判であるマトー君の確認がまだ行われていないため、彼らがどういった状態なのかまだ観客たちにもわからない。

「立てよナツ!!ガジル!!シリル!!」
「私たちの声が届いているだろう!!」

グレイとエルザが3人に渇を入れ、目覚めさせようとする。

「ギルドの想いは1つ!!お前たちと共にある!!」

エルザの必死の呼び掛けにも彼らは応答しない。

「妾の見立て違いだったか」

ミネルバはナツが予想よりも弱かったことにガッカリした様子でそう言う。

「スティング!!」
「お疲れさん」

ナツたちの前で立っているスティングの元にローグとグラシアンが歩み寄る。

「ああ。悪いな、ローグ。ガジルさんまで取っちまって」

スティングはローグに対して背を向けたままそう謝罪する。

「いやいや、謝るならシリルのことだろ。大事な初恋の相手をこんなにボロボロにされて・・・なぁ?」
「お前!!」
「アハハハ!それもそうかもな」

完全に勝利の余韻に浸りながら面白おかしくローグの過去を引っ張り出してくるグラシアン。スティングもそれに乗っかり、彼らの顔を見ながら笑顔を見せる。

「その話・・・詳しく聞かせてもらえませんか?」
「「「!?」」」

スティングの背後から聞こえるはずのない声が聞こえ、驚く三大竜。すぐさま振り返るとそこには倒れていたはずのシリル、ナツ、ガジルの3人が立っていたのだった。
終わったかに思えた戦い。しかし彼らの立ち上がった姿を見て観客たちは騒ぎ立てる。

















「シリル!!」
「立った〜!!シリルたちが立ったよ〜!!」

ウェンディとセシリーは立ち上がりスティングたちに向き直っているシリルたちを見て手を取り合い小躍りしている。

「さすがだよね。何回倒れたって絶対立ち上がるんだから」
「しぶといというかしつこいというか」

嬉しそうなルーシィと苦笑いしながらそう言うシャルル。だがシャルルも心の中では彼らが立ったことに喜んでいるに違いない。



















「いってぇ」
「思ったよりやるな」
「それよりさっきの初恋がどうのこうのって何!?」
『なんか意外とピンピンしてる!?』

首をゴキゴキと言わせているナツとガジル、そしてローグの恋ばなを微かに聞いていたシリルは嫌な予感を覚えたらしく問い詰めていた。

「けど、お前の癖は全部見えた」
「何!?」
「いや無視しないでよ!!」
「ちょっとおめぇは黙ってろ」

ナツに弱点を見
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