第三世代の真の力
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輝きは万物を浄化せし・・・ホーリーレイ!!」
スティングの身長ほどに膨れ上がった魔力の球体から流星群のような無数の光が飛び散り、空中で自由に動けないシリルたちを襲う。
「うおおおおおっ!!」
「うあああああっ!!」
「ああああああっ!!」
空中では当然避けることができず、次から次へと迫ってくる光の群れを浴び続けるシリルたち。
「光・・・」
「聖属性の魔法」
スティングの魔法を見てエルザとメイビスはそう呟いた。
ホーリーレイを受けたナツたちはスティングと同じように地下の地面へと叩きつけられる。
「うおっ!!」
ナツはバランスをすぐに整え目の前のスティングへと殴りかかる。
「くっ」
スティングも同じようにジャンプしてナツへと飛び込む。
ぶつかり合う2人の拳。しかしその威力の違いは火を見るより明らかだった。
「くっ・・・」
「飛べよ」
無情にもピンポン玉のように飛んでいってしまうナツ。
そのスティングにシリルとガジルが2人がかりで襲い掛かる。
「鉄竜剣!!」
「水竜の斬撃!!」
ガジルの剣とシリルの昨日覚えたばかりのジュビアの物まね魔法でスティングに斬りかかる。
スティングはドラゴンフォースにより早さが遥かに増しており、絶妙なコンビネーションで攻めてくる2人の刃を交わしては逆に攻撃を入れてを繰り返し、2人は弾き返され続けてしまう。
「うおらっ!!」
復活したナツがスティングの上から鉄拳を浴びせようとするがスティングはそれを合気道のように投げ飛ばす。
「やぁぁぁ!!」
シリルが目の魔水晶をさらに輝かせ、スティングに蹴りと拳の応酬を試みる。
シリルの速度はさっきよりも増したがスティングはそれ以上に早くて捉えきれずにいる。
しかし目を完全に解放したことでシリルはスティングの筋肉の動きなどから次の動きを予測して攻撃を受け流したり交わしたりする。
「頭下げろ!!」
その声が聞こえたと同時に頭を下げるシリル。その後ろからガジルがかなり長めの鉄竜棍を元々シリルの頭があった辺りめがけて伸ばす。
シリルの頭で隠れていたところからいきなり鉄竜棍が出てきたために胸元でそれを喰らってしまうスティング。しかしあまり効いておらず、頭を下げたせいでスティングの動きを見ていなかったシリルをガジルの元へと蹴り飛ばし、2人は衝突して吹っ飛んでいく。
「クソッ・・・火竜!!」
シリルと一緒に飛んでいるガジルはナツを呼ぶ。
「こいつを・・・使え!!」
ガジルはなんとシリルの首根っこを掴むとナツの方へと全力で投げる。
「行け!!シリル!!」
「はい!!」
ナツは飛んできたシリ
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