第三世代の真の力
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ニヤッ
スティングは3人が一点で交わったのを確認すると空へと高く高く垂直跳びをし、シリルたち3人の真上へと入る。
「白竜の・・・ホーリーブレス!!」
スティングのブレス攻撃。その攻撃も最初に見た咆哮よりも遥かに威力が増しており、さらには攻撃範囲も増えていた。
ゴォォォォ
スティングのブレスは3人を捉えると大爆発を起こし、いかなる魔法でも壊れることのなかった闘技場の床をぶち抜いてみせた。
『ああっと!!なんということでしょう!?闘技場の床が・・・』
「崩壊!?」
「なんて威力なんだ・・・これが第三世代の滅竜魔導士の力なのか!?」
実況席もエルザたち新・妖精の尻尾も予想だにしなかった展開に目を見張る。それだけスティングの力がすごいということなのである。
「「ガジル!!」」
「「ナツ(兄)!!」」
「「シリル(くん)!!」」
レビィとリリー、ハッピーとロメオ、ジュビアとミラジェーンがこのあり得ない攻撃をもろに喰らった3人の名前を叫ぶ。
3人は崩壊した闘技場の地下へと重力に従って落ちている。
『戦いの場は闘技場の地下へ移るようですが、試合は続行されます!!皆様は魔水晶ビジョンにてお楽しみに下さい!!』
闘技場の上部に現れた巨大な魔水晶ビジョン。そこに映るのはただ深い地下へと穴を落ちていく3人の妖精たち。
「まだまだこれからだぜ!!」
スティングは3人に向かって一直線に姿勢を整え、落下するスピードを上げて距離を詰めていく。
このまま下まで落ちるかと思われた3人の内の1人、ナツは崩壊したことにより自分たちと一緒に落ちていた瓦礫を足場に使い、
「火竜の・・・劍角!!」
迫ってきていたスティングに頭突きを喰らわせる。
「水竜の・・・」
「!!」
ナツの頭突きにより弾かれたスティングの背後にシリルが待ち構えていた。シリルは腕に魔力を集中させ、飛んでくるスティングに狙いを定める。
「砕牙!!」
シリルの引っ掻き攻撃によりまたも空中で移動させられるスティング。そのスティングに今度はガジルが一撃を放つ。
「鉄竜の・・・咆哮!!」
若干ではあるが上からの攻撃であったためにスティングは重力とその威力に押されて一気に闘技場の下に出来ていた地下の最下部へと叩き落とされる。
シリルとナツ、ガジルの3人は空気の抵抗を受けながらゆっくりと落ちていきながらスティングの落ちた場所を見ている。
ガラッ
地下へと落ち大ダメージを負ったはずのスティング。彼はそんなダメージなど屁でもないかのようにすぐさま立ち上がると右手と左手の間に白き魔力を溜めていく。
「白き竜の
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