第三世代の真の力
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カミューニがハデスを倒すために求めた力か・・・どんなもんか見せてもらおうじゃねぇか」
「ドラゴンフォース・・・」
「シリルが天狼島で見せた姿よね?」
ウェンディとシャルルはスティングたちのドラゴンフォースをその目で見たことにより、シリルがカミューニと戦った時のことを思い出している。
普段の力を遥かに越える力を見せたシリル。聖十大魔導の中でもトップクラス・・・つまりは大陸の最高ランクに位置しているカミューニと五分に渡り合えた姿。
ウェンディたちはそれを見て心配そうな表情を浮かべる。
「シリル〜・・・大丈夫なのかな〜」
セシリーが情けない声を出すとルーシィが手で拳を握りしめながら言う。
「大丈夫」
「ルーシィさん?」
「ナツたちなら大丈夫」
ルーシィはナツたちが負ける姿など一切頭にない様子で魔水晶ビジョンをじっと見つめていた。
「ナメやがって」
ガジルはスティングの大胆不敵な発言に目を細めている。
「でもこの感じ・・・」
「ああ。強ぇぞ」
シリルとナツはスティングのはね上がったプレッシャーを感じ取り、険しい表情になる。
ダッ
1人で挑むと言ったスティングがまず最初に動く。素早いスタートダッシュでナツに接近すると、その速度についてこれなかったナツのガードを掻い潜り、鉄拳を押し込む。
「うおっ!!」
ガジルは攻撃したばかりのタイミングを狙いスティングに回し蹴りを入れようとした。スティングはそれを体を前に屈めて交わすと手から白の球体を出してガジルを飛ばす。
「水竜の・・・翼撃!!」
シリルは両腕に水の翼を作り出しスティングに襲い掛かる。だがその動きもスティングは見切っており、ジャンプで交わされると真上から踵落としを繰り出され、地面に倒されてしまう。
飛ばされたナツとガジルはそれぞれ壁と地面を強く蹴り出し、スティングへと接近し、起き上がったシリルも彼らに続くようにスティングへと立ち向かう。
「ぐおっ」
「ぐあっ」
「ぐぅ」
3人がかりでスティングへと格闘技を打ち出していく妖精の尻尾。スティングはその全てを受け止めなおかつ攻撃を3人の体へと打ち込んでいく。
「っお!!」
ガジルを一本背負いして闘技場に落とすスティング。続いてシリルが低い背を利用として足元を払おうとしたがそれさえ交わされ、襟を掴まれガジルが倒れたところに投げ込まれる。
「この!!」
ナツがスティングに突進したがそれもガードされて頭を掴まれ他の2人の元へと飛ばされていく
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