9部分:第九章
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騎士は竪琴を奏ではじめました。それは明るく奇麗な響きで広間を忽ちのうちに支配してしまいました。暫く奏でていると異変が起こりました。
「むっ」
最初に気付いたのは騎士の一人でした。
「まさか」
「ああ、ひょっとしたら」
他の騎士もそれに頷きます。
「姫の心にこの琴の声が」
「届いているのか」
「見よ」
伯爵が騎士達に声をかけました。エリザベートを指差しながら。
「顔が少しずつあがっていきている」
「ええ」
「確かに」
騎士達も彼のその言葉に頷きます。
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