6人のドラゴン
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うそ・・・」
「あれ?」
レクターたちエクシードトリオはあり得るはずのない現実に目を疑う。
スティングも自分の滅竜奥義を受け止められたナツに対し恐怖を抱いているのか、冷や汗が止まらない様子。
「ウソだろ?」
「この技が防がれた記憶などないね」
オルガとルーファスもナツの予想外の行動に驚いている。
「なるほどのぉ。たった1人で乗り込んでくるだけのことはある。あの時妾が止めなければ何を見られたのか」
剣咬の虎のお嬢ことミネルバだけは、ナツが期待はずれではないことがわかり笑みを浮かべていた。
スティングはナツに自分の最高の技を止められた恐怖で体の震えが止まらない。
『ヤジマさん・・・これは一体・・・』
実況のチャパティも状況がうまく飲み込めずにいる。
「ガジル!!」
ローグが上からガジルに向かって拳を放つ。だがガジルはそれを同じように拳を出して返り討ちにする。
「バカな・・・こいつらは7年前とほとんど変わらないはずなんだぞ!!」
グラシアンは蹴りやパンチを何度も何度も繰り出してシリルを攻め立てる。だがシリルにはまるですべての動きが見えている・・・いや、それどころか先の動きさえも見えているかのように軽々と交わされる。
「ぐぉっ!!」
左ストレートを空振りしたグラシアン。その脇腹にシリルがパンチを決め、今度はシリルが蹴りとパンチの応酬をする。グラシアンはシリルとは対称的に、全てを交わせずにサンドバックのように殴り続けられる。
「スティングくん・・・」
「ローグ・・・」
「グラシアン・・・」
ナツたち3人はそれぞれスティングたちを掴み背中を合わせるようにさせると上段蹴りを入れて3人を地面に伏せさせる。
「3ヶ月の修行と第二魔法源・・・そして滅竜の魔水晶が3人をここまで強くしていたのか」
ナツやシリルの猛攻は止まる気配が一切ない。スティングやグラシアンはこの3人の魔導士を前にグロッキー状態である。
『うむ・・・格が違いすぎる』
ついに地面に倒れ込み動けなくなった三大竜。それを見据えるシリルとナツ、ガジルにはまだまだ余力が感じられる。
「すごい!!さっきまでやられてたのがウソみたいです!!」
ウェンディはシャルルをだっこしながらシリルたちの活躍ぶりに胸を高ぶらせている。
「やっぱりすごいな・・・ナツは」
ルーシィは魔水晶ビジョンからでも伝わってくる3人の仲間たちの闘志に胸を熱くさせていた。
『こ・・・こんな展開、誰が
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