6人のドラゴン
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突させる。
「「妖精の尻尾をナメんな(ナメないでください)!!」」
「「ぐわぁ!!」
ぶつかり合った力をさらに利用し、シリルはグラシアンから手を離してガジルがローグとグラシアン両方を闘技場の壁へと投げつける。
「うらぁ!!」
ナツも散々やられたスティングに対して再び鉄拳を決め、スティングとローグとグラシアンは3人まとめて闘技場の壁にぶつかる。彼らが衝突した壁は大きくへこみ、ボロボロになっていた。
「いいぞ!!いけいけ!!」
「すごいよガジル!!」
「シリルくんもさすがです!!」
ハッピー、レビィ、ジュビアが反撃に出たシリルたちを見て盛り上がっている。
「く・・・苦しい・・・落ち着けレビィ・・・」
レビィは興奮しすぎてさっきからぬいぐるみのように抱き抱えていたリリーを強く抱き締めており、リリーは息ができずに真っ青になっていたりしたが。
『ああっと!!ここでまた戦況が大きく変わった!!』
ナツがスティングに、ガジルがローグに、シリルがグラシアンにアッパーパンチやストレートパンチを叩き込み、彼らはダメージを多く受けすぎたためにフラつき倒れそうになる。
「やっぱり最高だぜ、あんたら」
なんとか持ちこたえたスティングたち三大竜。スティングは押され始めた戦況を再びひっくり返すべく体に光を集めていく。
「こっちも全力の全力でやらなきゃな。白き竜の拳は炎さえも灰塵に返す」
高まるスティングの魔力。その光はあまりにも激しすぎて闘技場が見えなくなってしまう。
『眩しい!!ヤジマさん、これは!?』
『スティングくんが一点に魔力を集中させているんだね』
白き竜の輝き・・・スティングは魔力を最大限に高めていき、目の前の目標というなの敵に挑む。
「行くぜ!!ナツさん!!滅竜奥義!!ホーリーノヴァ!!」
スティングの滅竜奥義は今まで感じたことのないほどのパワーでナツに襲いかかる。その威力にドムス・フラウは揺れ、闘技場の地面が砕けていく。
ドゴォン
大爆発が起き、闘技場の砂が舞っていく。スティングはついに目標であり、憧れであったナツを倒したと白い歯をこぼす。
「!?」
だがすぐにその顔は一転し、驚愕にも動揺にも似た表情になる。理由は簡単、滅竜奥義を受けたはずのナツが何事もなかったかのように立っているからだ。
『ああっと!!これは!?』
砂煙が完全に晴れるとナツがなぜ無事に立っているのかわかる。
『今の強烈な一撃を片手で受け止めている!!』
ナツはスティングの拳をガッチリと掴んでいた。まるでその魔法が自分には取るに足らないものだといわんばかりに。
「そ・・・そんな・・・」
「
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