6人のドラゴン
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の!!」
脇目も振らずに衝撃が来た方へと腕を振るシリル。だがそこには誰もいない。
「なんだ!?うっ!!」
今度は背後から衝撃が走りフラつくシリル。すぐにそちらに視線を向けるがそこにも誰もいない。
「ぐおっ!!」
ガムシャラに影を捉えようとしていたガジル。しかし逆にローグに背後を取られ、簡単に殴られてしまう。
『ああっと妖精の尻尾のガジルとシリル!!ローグのシャドウドライブとグラシアンのナイトメアドライブに翻弄されている模様です!!』
シリルは衝撃が来たらすぐにそちらに攻撃を仕掛けるというパターンでグラシアンを捉えようとしているが、グラシアンの幻覚魔法により姿を一切確認することができずにいる。
「くそっ!!どこにいるんだ!!」
「何を言っている。俺はずっとここにいるぜ」
声がした方を振り返るシリル。そこにいるのは最初に攻撃を仕掛けてきた幻覚。
「そらぁ!!」
「だっ!!」
かと思えばそれは本当にグラシアンでシリルはアッパーパンチを受け後方によろける。
「影は捉えることができん」
ローグはそう言うと影へと形を変え、闘技場の地面へと隠れる。
「こいつ!!」
ガジルの背後から攻撃を仕掛けようとしたローグ。しかしガジルはそれを読んでおり、後ろを向き返りローグに鉄竜棍をお見舞いする。
「!!」
捉えたはずの攻撃。だがガジルの鉄竜棍は影となったローグの前には効いておらず、すぐにローグはガジルの背後へと消えていく。
「ぐっ!!」
ローグを捉えられないガジルと違い、ローグは要所要所で影から人間へと戻りガジルに攻撃を入れていく。
「うあっ!!」
スティングは拳で攻めていたナツの顔に足で攻撃を入れ、ナツは飛ばされてしまう。
「ああっ!!」
先ほど後方へとよろけたシリル。グラシアンはその腹に飛び蹴りをかまし、体重の軽いシリルは簡単に弾き飛ばされる。
「「「どわっ!!」」」
スティングたちの攻撃で飛ばされた3人は背中でぶつかり合ってしまう。
「ぷぺっ」
3人の中で一番軽く、さらには20キロは体重が違うであろうナツとガジルにぶつかったシリルは衝撃で弾かれ、顔から地面に落ちてしまう。
「「邪魔すんな!!」」
ナツとガジルは自分の背中にぶつかってきた相手にそうキレガンを飛ばしている。さらにはこの2人、シリルがぶつかってきたことなど全く気づいていないようで2人だけで睨み合っていた。
「「「ふははははっ!!」」」
「「「!!」」」
笑い声が聞こえ、上を見上げるナツとガジルとシリル。そこにはスティングたち三大竜がシリルたちのことを見下ろしていた。
「試合中にケンカかよ!!ずいぶ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ