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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
最後の大戦(8)×決着からの外史脱出
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「一真!」

一真の姿はどこにもいなかったが、代わりに久遠と奏は金色の鎖を離さないようにして必死に引っ張っていた。それを見た神仏達は、床に散らばっている鎖を発見して引っ張る事にした。奏と久遠が引っ張っていたのを代わりに持つヴァーリと曹操、そして代表者である奥方衆魏呉蜀のメンツらだ。神の鎖に縛られているエーリカは、手足を結ばれて炎の精霊が力を貸しているように見えた。

「奏!久遠・・・・一真はどこなの?」

『恐らくエーリカの精神世界に行ったのでしょうね』

『お兄ちゃんは私達が戦っている時、既に精神世界に到着後悪しき魂と化した者と鎖を必死になって浄化しようとしている』

「なるほどね。だからエーリカも精神世界に侵入成功したが為、気絶しちゃったのね」

そう言う帝釈天と毘沙門天だったので、少し時間を巻き戻そうじゃないか。俺がエーリカの精神世界に行くまでをな、炎の中で互いの剣劇をしていた俺とエーリカだったが隙を見て空間切断をしようにも弾かれてしまう。それを見たエーリカは笑みを浮かべながら、剣を握り対峙していたようだがどうやら少し勘違いをしているようだ。

「どうやらあなたの空間切断の力は、私の中に入れないようですね」

「・・・・どうやらそのようだが、これが本来の空間切断だと言うのであれば勘違いをしている。俺の力はまだまだなのだよ、それに外では巨大鬼と戦っているそうじゃないか。あれは一体どうやって巨大化させたのか興味があるな」

「答えは簡単ですよ、ドウターと鬼との融合により巨大化に成功させましたからね。ですが命を何万個必要だったので、京にいる全ての民を生贄にさせた結果が鬼となります」

「貴様、全ての民を鬼と化したのか!」

「まあそうですが、あなたを殺すのはここにいる織斑一真というイレギュラーを倒してからにしましょうか」

俺は後ろにいる奏に向けて、手で合図を出した事により事前に持たせていた神の鎖を空間全土に召喚した。エーリカは一瞬何だと思い、動きが止まった事で神の鎖がエーリカの手足を結んで動けないように大の字となった。

炎の精霊王により、炎自体も味方となっていたのか建物全土にて鎖を持つ精霊達だった。俺の狙いは空間切断ではなく、一瞬の動きを止めてから大天使化で一気に精神世界へ侵入する事だ。

「こ、これはまるでグレイプニルのようですね!動こうとしても、聖なるオーラによって動けませんがこれが狙いでしたか!」

「その通りだ。奏、久遠よ、その鎖を握っていろよ?俺が大天使化となり、空間切断によりお前の精神世界に行き囚われの身となっている真なるエーリカを救う事だ。大天使化!」

大天使化により、6対12枚の翼を持ち金色の髪・衣・翼を持った創造神黒鐵の容姿となった。そんで聖剣エクスカリバーで本来の力を持
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