二十五章
最後の大戦(8)×決着からの外史脱出
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つ空間切断をする事により、エーリカの精神世界行きが可能となった。
「くっ・・・・あなたの目的は最初からこれでしたか。ですが、私はゼットンでもありますから早々と倒れませんよ」
「そのようだが、我が直接乗り込んだらお前は気絶している。その間、誰も邪魔は出来ないからな。精々覚悟しておけよ?行くぞ!」
そんで空間切断と転移魔法陣により、大天使化した一真の姿が消えてから大の字となったエーリカは気絶してしまいちょうどヴァーリ達が巨大鬼を倒そうとした時に到着した精神世界。そこは暗黒世界とも言えるが、奥にあるのは素のエーリカであり悪しき魂と言う鎖で囚われておりゼットンと融合をした事でエーリカであってエーリカではない者が目の前に出て来た。
「全くあなたの策が最初からここに来る事とは思ってもみませんでした。だがここに来てしまった以上、死ぬのは私か貴方しかいませんよ。それに封印されているエーリカを死なす事に関して、私が何もしてないと思っているのですか?」
「そう思っているから神の鎖を解き放ったのだよ。今頃巨大鬼を倒そうとしているが、どうやら美空と光璃の到着によりもうそろそろ決着の様子だな」
「なるほど、神の鎖の効果は私自身を縛る事により動けなくする為ですか。炎もどうやらあなたの味方となりましたが、私を殺すのであればどうぞご自由に。簡単には死なないですけど、今までの私だと思ったら大間違いですよ」
「だから大天使化で来たのだ、創造神黒鐵の力が出せる事で我の本気が出せる。それに精神世界ではどのような攻撃方法は見抜いているのでな」
そう言う我は鎖が飛んでくるが剣で捌いて行く我を見た悪となったエーリカ、否ゼットンとなった悪しき魂である明智光秀との融合を果たした事により姿を変えた。一見ゼットンに見えるが、悪しき鎖と魂の融合体なのか。ヒト型ゼットンで服装はエーリカ、手足や体から滲み出るオーラはゼットンそのもの。我は外にいる八大夜叉大将に今どんな感じかを聞いてから、全てが整った事で我は言う。
「どうやら劇のクライマックスでの乱入者が、こことは違う現実世界にて神の鎖を引っ張っているようだな」
「そのようですね。乱入は盛り上がりに水を差しますが、私が演じる劇とあなたが演じる劇では最大のクライマックスでしょう。無駄な抵抗と見るはずですが、あなたがここに来てしまった以上決着を付ける時のようですね」
「そのようだ。例え否定しようが、出演している役者が劇の途中で急遽物語の脚本を変える事は本来だったら出来ないだろう。運命だとしてもここは外史であり、明智光秀の役目を遂げるように久遠の役目を全うするはずだ。だがな、ここは外史であり俺らが介入した事により既に運命は変わっているはずだ。ここが我の考える物語の脚本をやっているようにな」
「正史の観客
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