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英雄は誰がために立つ
Life22 転生天使!転生麻婆!?前編 〜新たなる仲間〜
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 此処に居る全員がイリナと士郎が幼馴染だと知り得ている訳では無いからだ。

 「紫藤イリナさん。シロ兄とは士郎君の事ですよね?貴女は士郎君と親しかったんですか?」

 知らない者達を代表して、ソーナが聞いた。

 「はい。シロ兄とは幼馴染なんですよ。イッセー君ともですが。その割にイッセー君は、私やシロ兄事を忘れてましたけどね」
 「わ、悪かったって・・・」
 「あっ、ごめんごめん!そんな意味で言った訳じゃないんだよ?――――ところで、シロ兄は?」
 「士郎さんなら用事で遅くなる、或いは来れないよ」
 「あっ、そうなんだ。けど、如何してゼノヴィ――――」
 「そろそろいいかな?シスター・イリナ」

 イリナの疑問にいち早く答えたゼノヴィアに対して疑問をぶつけようとしたが、彼女の後ろからある男性が言葉を遮った。

 「え?あっ、はい・・・・・・・・・って、居たんですか!?」
 「君と同時に入室したじゃないか?ただ、戦士ゼノヴィアらとの再会に水を差す要素にならない様に、気配を消していただけだよ」

 その事自体にイリナだけじゃなくほぼ全員が驚いていた。
 確かにイリナと同時に入室していた事は覚えていたが、途中から出て行ったのかと思っていたからだ。なのに気配を消すだけでその場から居なくなるように感じるなどと、襲撃後の再度の三大陣営の会談時に士郎が連れてきた謎の護衛や、士郎レベルだ。
 ただ、これを士郎本人に直接言えば、自分程度がと謙遜する事は言うまでも無いだろう。

 「さて、自己紹介が遅れたな。聖書から外れた善き心を持つ悪魔諸君。私は――――」
 「――――教会所属の司祭枢機卿、言峰綺礼猊下です!」

 イリナは元気よく自分の事のように誇らしげに、言峰綺礼と言う神父の自己紹介を奪い取った。
 そして受けた側のリアス達の視線は、イリナから綺礼に移った。

 「・・・・・・・・・・・・シスター・イリナ。責めるワケでは無いのだが、自己紹介位は自分で名乗らせてほしかったのだが?」
 「え?・・・・・・・・・・・・ああっ!!?す、すいません!つい興奮してしまって!」

 綺礼の指摘にイリナは、猛烈な勢いで謝る。
 勿論綺礼は、そん謝罪をすんなり受け止める。

 「いや、本当に攻めているのではないのだよ。ただこれからは如何か注意してほしい。――――それにしても息災そうで何よりだ。戦士ゼノヴィア」
 「有り難うございます、猊下。ですがそれは私のセリフでもありますよ?投獄同然の謹慎扱いに処された猊下が、こうして私の前で立っていられるのですから」
 「謹慎・・・・・・ですか?」
 「投獄って!?」

 ゼノヴィアのセリフに椿姫と元士郎がいち早く反応した。

 「ああ。猊下はとある理由により、今年
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