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英雄は誰がために立つ
Life22 転生天使!転生麻婆!?前編 〜新たなる仲間〜
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しょうから」
 「そんな・・・」
 「ため息が出てしまいますね」
 「どちらにしてもその件については私たちの仕事ではありませんし、お任せするしかないでしょう」
 「だから私たちは私たちの務めに集中しましょう」
 『はい!』

 ソーナとリアスがそう締めくくると、少し遅れて部屋の外からドアをノックする音が響き渡った。

 「如何やら来たようね。どうぞ」
 『失礼します』
 『ん?』

 男女の声が重なって聞こえたが、女性の方の声に聞き覚えのあった者達は首を傾げた。
 そんな者たちの疑問をよそに、入室して来た2人の内の女の子を見て驚いていた。
 彼女はシスター服――――ではなく、駒王学園高等部の夏用の制服に身を包み、栗毛のツインテールをした美少女。
 コカビエル襲撃時前に、ゼノヴィアと共に奪われたエクスカリバーの奪還任務で訪れた戦士であり、一誠と士郎の幼馴染でもある紫藤イリナその人だった。
 リアス達とソーナ達の前にで止まると、一呼吸してから前を向いた。

 「この度、駒王町の天界側のスタッフとして派遣されて来ました、紫藤イリナです。不束者ですが、どうぞ宜しくお願いいたします」
 『イリナ!!?』

 イリナが元気良く挨拶したところで、ゼノヴィアと一誠が彼女の前にでて来た。

 「ヤッホー、イッセー君。久しぶり!それにゼノヴィアも!」

 そんな2人の内1人であるゼノヴィアに思い切り抱き付く。
 周囲は多かれ少なかれ驚いているが、当のゼノヴィアもイリナとの再会に嬉しそうに受け止めて、成すがままに抱きしめられた。

 「話には聞いていたけど、元気そうで良かったわ。そしてごめんなさい」
 「ああ、イリナ・・・・・・も?」

 ゼノヴィアが応じ掛けるも、首をひねる。何故謝罪されるかが、解らないからだ。
 当のイリナは一度ゼノヴィアから離れてから、謝罪するために首を垂れる。

 「別れ際には貴女にあんな酷い事を言って・・・・・・それにアーシアさんには魔女だなんて。謝っても許されるかは判らないけど、本当にごめんなさい」

 それが心の底からの謝罪と受け止めたのか、2人は優しい微笑みを浮かべた。

 「気にしてなどいませんよ?これからも同じく主を敬愛する者同士、仲良くしていきましょう」
 「私の場合はふて腐れてこうなったのだ。だから気にする必要などない。だがあるとすれば、価値もよく解らない絵画を買って周囲を巻き込むのを自重して欲しい所くらいかな?」
 「あ、有り難う2人とも・・・・・・って、まだ覚えてたの!?もう忘れてよ、任務中に絵画を買って、懐が一気に消え去った事(あの話)!!」

 ゼノヴィアの皮肉気味な思い出にイリナは顔を赤らめながら抗議する様は、じめっとした空気が明るくなり少なか
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