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英雄は誰がために立つ
Life22 転生天使!転生麻婆!?前編 〜新たなる仲間〜
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るそうですね?」
 「ああ、そうなんだ。・・・・・2、人程・・・な」
 「ずいぶんと歯切れが悪いですね?如何したんです?士郎」
 「・・・・・・・・・・・・」

 ケインは、天界側がこの地で働くスタッフの人選が漸く決まり、今日挨拶に来る事ぐらいしか知らないのだ。
 ホントなら士郎も一応居なければならなかったのだが、その2人とも表側の協会の神父とシスターとして藤村組に挨拶しに行くので、纏めて挨拶すればいいかと・・・・・・と言う言い訳で逃げたのだった。
 そんな士郎の内心をよく理解してるフィリップが言う。

 「世界が違えば人の人格も違います。その程度の事、理解しているのでしょう?」
 「・・・・・・・・・解ってはいるんだけど、な」
 「何の話ですか?」

 2人だけ事情を察していたので、話に付いて行けないケインが聞く。

 「天界側のスタッフのメンツについてです。2人の内1人は、この(・・)世界での士郎の幼馴染兼妹分のいい娘なのですが、もう1人の方は士郎の本当の故郷にて最初に手を掛けた敵の邪悪神父だったのですよ。勿論この世界の“彼”は、邪悪とは程遠い神に仕える高潔な傑物と言う人格者ですがね」
 「なるほど。理屈上では似て非なる人物であると分かってはいても、心の何処かで納得しきれていないと言う所ですか」
 「・・・・・・当たりだ」

 士郎は、ケインの言葉を否定できないので素直に認める。

 「貴方らしくも無いと言いたい所ですが、それだけ根深いのでしょうね?それでその人物は何という名前なのですか?」
 「ああ、それは――――」


 −Interlude−


 ちょうど同じ頃、リアス達とソーナ達は事前にアザゼルからの連絡で天界側のスタッフが今日のそろそろ来ると言う事で、オカルト研究部の部室内で待っていた。

 「それで部長、肝心の先生はいつ来るんですか?」
 「少し遅れるかもしれないと聞いてるわ。あのKraって奴の情報収集に忙しいみたい」

 テロ対策のための会談に集まった中の主神らに尋ねると、全員がKraと顔見知りだと言う事が解ったのだ。
 しかしそれ以上の情報は出てこなかったが、各主神たちとの繋がり等も含めて自分なりの情報収集中との事だった。

 「あれだけの事を起こしたテロリストに加担してるんだ。指名手配に成るのかい?」
 「それが難しいみたいなのよ。Kraは今も昔も顔を隠しているから、もし本人が出て来てもテロを起こした人物が当人とは言い切れる証拠がないのよ」
 「あれだけの事をしたのにですか?」

 同じような説明をしているソーナに、元士郎も憤りながら驚いていた。

 「ええ、恐らく本人が我々の前に出て来ても、はぐらかされるのがオチでしょう。聴取をするにしても、任意で
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