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執筆手記
没ネタその9 【まどかマギカ劇場版のネタバレ注意】 見滝原に放り込まれました 2
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体同然になるんだったか?

 この血だらけの服のポケットに忍ばせたとして、『血が染み込んでるから』と医者とか看護師に処分されたら不味くね?

 原作どおり髪飾りにするってのはどうだ? でも検査とかで一度は髪から外すよな?

 巴マミ自身が『私、こんな髪飾り持ってません』って肌身から離したら?


 ――――目が覚めるまで待ってから説明するか。

 泣くだろうな…………両親に死なれた上にゾンビ同然の身体になりましたとか。

 俺は巴マミのソウルジェムを銜えると、やがて来る救急車に潜り込む準備を始めた。



 巴マミの意識が戻らないまま精密検査等が行われたが、特に異常は無し。

 後は巴マミの意識が回復するのを待つ事になった。

 その日の夕方、巴マミは目を覚まし、医者から伝えられた現実に粛々と両親の友人や学校関係者に連絡を取り始めた。

 二日後には両親の葬儀が執り行われる。近場に親族の居ない巴マミは心の整理を含め一人暮らしを希望した。


 そしてその夜。


「お邪魔するよ」

「…………誰?」


 ベッドの上に座っている巴マミは人の姿を探すが誰も居なかった。


「こっちだよ」


 巴マミが座るベッドの足元に飛び乗った。巴マミは少し目を見開き俺の姿を確認する。


「まずこれを渡そう」


 頭に乗せていたソウルジェムを巴マミに差し出した。


「…………きれい」

「それはキミの命だ」

「――――私の命?」

「そう、キミは今日の事故で死んでしまったんだ」

「でも、私生きてる」

「残念ながら、そのソウルジェムが近くにないと、キミは死んでしまう。無くしたり壊したりしないでね」

「…………嘘」

「実際大変だったよ、百メートルも離すと身体が死体になっちゃうからさ、救急車の中に持ち込んだり、

 検査中も出来るだけ離れないようにしてたんだ、病院で心臓が止まったって大騒ぎされても困るしね」

「本当なの?」

「あ、ご飯とか普通に食べられるから、ただし、ソウルジェムが黒く染まり始めたら気を付けて、動けなくなるからね」

「ご飯を食べても?」

「ご飯を食べても、だよ。ちょっと貸して」


 巴マミからソウルジェムを受け取ると、少し黒くなっている所を見せた。


「これが今日一日、正確には午後からキミが動いた分の色だ、これをこうする」


 俺の左手をソウルジェムに置いて、左手に黒くなっている部分を移す。

 するとソウルジェムの輝きが増した。


「今日は此処までする必要はないけど、活動が激しくなると黒くなるスピードも速くなるから気をつけてね」

「あなたはそのまま真っ黒
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