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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
二十二話 ー揺れる眼差しU、ですー
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その一言に尽きる。だが、唯一遊矢はDark Knightを見上げたまま、乾いた笑い声を上げていた。
「は、ハハ……やっぱ優希は強いな。けど!」
だが、その瞳に強い闘志が宿ると私と側に佇むDark Knightを睨みつける。
「俺はなんとしてでもこのデュエルに勝って、お前を引き止める!」
「はっ、言ってろ弱虫!そーゆーセリフは強者が口にするから惹かれるんだよ!」
「なら、勝つまでだ!俺はターンエンド」
「遊矢のターン終了と共にショック・ルーラーの効果が終了し、魔法カードが使用可能となる」
普段はあまり強気な発言をしない遊矢が勝つと宣言し、今まで以上に本気な事がわかる。
私だって出来れば、ここに残りたい。けど、私が遊勝塾の一員として残っている事でみんなを巻き込みたくはない。だから、絶対に負けられない。例え、アレを使ったとしても。
「私のターン、ドロー!メインフェイズ時、ダイヤモンドガイの効果で墓地に送られた『デステニー・ドロー』の効果を発動するよ。本来は『DーHERO』を捨てなきゃ発動出来ないけど、ダイヤモンドガイの効果はそれを踏み倒して発動できる!」
「じゃ、じゃあ二枚ドロー。って、それじゃ強欲な壺と変わんねぇじゃん!」
抗議の声が飛んでくるがスルー。完全に無視だ。『デステニー・ドロー』の効果で新たに手札へと加わったカードを確認するとなかなかの引きで、思わず頬が緩んでしまう。
「Dark Knightの効果発動!特殊召喚された相手モンスター一体をオーバレイ・ユニットとして吸収する。私が選ぶのはもちろん、ルーンアイズ!喰らえ、ダーク・ソウル・リーパー!」
「くっ、ルーンアイズ!」
ルーンアイズはDark Knightの放つ光へとのみこまれ、光る球体にされる。
「『貪欲の壺』を発動し、墓地のモンスター五体をデッキに戻し、二枚ドローする。さらに魔法カード『Hーヒート・ハート』を発動!Dark Knightの攻撃力を500ポイントアップさせる!バトルだ!Dark Knightで、リザードローを攻撃!」
「っ!?だ、だけどリザードローは守備表示!」
「甘い!ヒート・ハートの効果によってDark Knightさ貫通効果を得る!」
赤いーー燃え盛る炎のようなオーラを纏った、Dark Knightが手に持つ槍をリザードローめがけ、投擲する。
遊矢:LP1300
「うわぁぁぁぁ!?」
「遊矢!」
「ゆ、遊矢にいちゃん……!」
攻撃の衝撃で大きく吹き飛ばされた遊矢を見て、心配するような、悲痛な声が響く。
「私は『召喚僧サモンプリースト』を召喚し、自身の効果で守備表示に変更する」よし……あった!」
たんたん、と浮
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