暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
二十二話 ー揺れる眼差しU、ですー
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『ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!」

「ーーーッ!!」

 閃光とともに現れたドラゴンの姿に思わず息を呑む。
 オッドアイズを素体にしたそのドラゴンが放つ存在感に何か嫌な予感を感じる。

「いくぞ、ルーンアイズ!バトルだ!」

 私の懸念を他所にルーンアイズへと乗り移った遊矢は戦闘の号令を出し、それに従うかのようにルーンアイズも嘶きを上げる。

「ルーンアイズでショック・ルーラーを攻撃!閃光のシャイニー・バースト??」

「くっ……ッ!」

 ルーンアイズの背中にあるリングから光線が放たれ、ショック・ルーラーを襲う。


「ショック・ルーラーは破壊されたけど、守備表示!私に戦闘ダメージはない。それに、遊矢のフィールドで攻撃権が残ってのはシルバー・クロウだけ!」


「それはどうかな!ルーンアイズはレベル5以上の魔法使い族モンスターを融合素材とした時、1ターンに3回まで攻撃ができる!よって、後2回ルーンアイズは攻撃が可能だ!」

「んなッ??無茶苦茶な!」

 驚く私に無慈悲にもルーンアイズは嘶きを上げ、砲口を向けて来る。

「いけッ!ルーンアイズ!ダイヤモンドガイを攻撃!連撃のシャイニー・バースト!」

「っぅ!」

 ルーンアイズの二撃目がダイヤモンドガイを強襲、破壊される。攻撃の衝撃に呻いている一方で、三たびリングへとエネルギーが充填される。

「最後だ、ルーンアイズ!Dark Knightを攻撃!追撃のシャイニー・バーストォ!」

「ぐっ……、やってくれるじゃん!」

 ルーンアイズの攻撃がダークナイトを襲い、その衝撃で砂煙が舞い上がる。
 衝撃も3度目となると流石に慣れ、先ほどまでよりかはダメージが少ない。だが、遊矢がルーンアイズの攻撃を率先してくれたおかげで事は思ったよりいい方へと進んでいる。

「ふふ、ミスったね遊矢!」

「な、なんだと!」

 私の言葉に怪訝な表情を浮かべる遊矢。だがそれもすぐに驚愕へと変わる。

「墓地にArk Knightが存在し、Dark Knightがエクシーズ素材を持っている状態で破壊された時、フィールドに特殊召喚される!甦れ、Dark Knight!」

「なっ!?そんな効果がっ!」

「まだだよ!この効果で特殊召喚された時、Dark Knightの攻撃力分ライフが回復する!ダーク・フロム・リンボ!」

 優希:5800

 Dark Knightから深い青い光が放たれ、私を包み込む。心なしか体が軽くなった気がする。

「Dark Knightは不死身だ!」

「ぼ、墓地から復活して……ライフポイントまで回復って」

「ぞ、ゾンゾンするぜ……」


 窓から覗くみんなの表情は唖然。
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