やはり恋愛経験皆無の俺が、恋愛について思考するのは間違っている
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くて茶屋?クソ高そうな店なんだけど。和風庭園広がってんだけど?
「おお、君が雪ノ下君のところの娘さんか。
良くできた子だ。今日はよろしく頼むよ」
「承っております。両親は間もなく到着いたしますので、少々お待ちくださいませ」
待つの嫌なんで帰って良いですかね?あ、ダメですかそうですか。
「そう言えば紹介が遅れたね。
私は知っての通り、鳴滝財閥3代目当主、鳴滝隆秀。
そしてこちらが甥の鳴滝九十九君だ。訳あって血の繋がりはないが、それ以上の繋がりが私たちにあると自負しているよ。よろしくしてやってくれ」
そして俺に目線を向ける雪ノ下姉。
「初めまして、雪ノ下陽乃と申します」
「こちらこそ初めまして。鳴滝九十九です」
何だよその目は…読み取れとでも言いたいわけか?
目と目があっても好意にゃ気づかんぞ。
はぁ……えっと『悲観』と『祈願』?何だこの目?
悲しさに願う?……嫌だ的な?……………まぁ話したいこともあったし、外に連れ出してみるか?
「叔父さん、少し彼女とお話がしたいんですが、外を出歩いてきても宜しいでしょうか?」
「んっおおおお!是非そうしたまえ!
雪ノ下君には私から伝えておこう!大丈夫、夕方までに帰るようにしなさい!
いやぁ目出度い、は気が早いな!さぁ、行ってきなさい!」
テンション高いぞ隆秀さん。
つーかやっぱりお見合い目当てじゃねえか。
「よろしくお願いいたします」
「…取り合えず外に出ようか」
俺は雪ノ下姉と共に、茶室からの脱出に成功するのだった。
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