13部分:第十三章
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す」
「姫様を救えると」
「そのつもりで来られたのですよね」
またあらためて彼に尋ねます。
「だからこそこちらに」
「はい、その通りです」
騎士もまっすぐな顔と声で言葉を返しました。
「必ずや公爵様を見つけ出してみせます」
「御願いします」
兵士はその言葉に希望を見出しました。声が明るくなります。
「必ずや。そして姫様を」
「はい。ですが」
ここで鳥の騎士はあることに思い至ったのです。
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