第1巻……動き出す緋色の運命
5弾 来るはキンジの幼馴染
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これからのことを模索する。
まずはアリアとキンジの歯車を噛み合わせることだな……
そう思いながらオレは長風呂を愉しむのだった。
◯
「……うん?」
「ご、ご主人様ぁ……」
……リサの声が聞こえた気がした……ので上半身を起こすと……下着姿のリサがオレのベットに潜り込んでいた……っておい!?
「……どうやってあのトラップを避けたんだ?」
オレは二段ベッドの下で眠ることにした。キンジはもともと上のベッドで寝ていたようなので問題無しとのことだ。
で、今現在……寝室の半分はアリアの縄張りみたいになっている……南北朝鮮の国境よりも危ない罠や地雷が見えるのは気のせいだ……気のせいだと思いたい。
で、リサはオレの右腕をがっちりとホールドして安心したように幸せそうに眠っている。
……カワイイな……ホントに。
「ぐぅ……ももまんピラミッド……くふふふ……」
じゅるりっ……と涎の音をさせながらアリアは眠っているようで……こっちは見た目通り色気も何にもないお子様である。
しかし、キンジはなぜアリアで変化したのだろうか……心当たりは金一さんの体質。
ヒステリア・サヴァン・シンドローム……性的興奮するとスーパーモードになれるあれだそうだ。
おそらく、アリアはその「スーパーモードキンジ(仮称)」を目の当たりにしてパートナーにしようとしているに違いはないだろうな……オレはこの二人の橋渡りになれるように頑張ろう。
と決めながら……オレは意識が闇に落ちるまで、リサの柔らかな髪を撫でるのであった……
(続く)
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