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ポケットモンスター 急がば回れ
16 グリーン対シルバー 2
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を仕掛けたとき、あいつはテレポートでかわしながら身代わりを作っていたのさ。
そして身代わりをわかりやすい所に置いて、本物はサイドンのでかい図体の足元に隠れた。
サイドンは首が回らなくて見えなかった。お前は熱くなってて見えなかった。
角ドリルをくらったのは身代わりのほうってわけだ」

ヒカル「身代わりで受けた攻撃をカウンターで返すとは……器用な奴だな。
それより、身代わりを作ったのを見逃さなかったグリーンと、身代わりを完全に囮にして自分は姿を隠すケーシィ……
このコンビのセンスに驚きだ」

シルバー「小細工を使うしか脳のない弱い奴め。
これで終わりだと思うなよ!」

グリーン「ああ、これで五分と五分だ。
次も俺が頂くぜ!」

シルバーは去っていった。

グリーン「じゃあ……俺も行くぜ」

ヒカル「うん、気をつけてね」

グリーンはトキワシティを後にした。

ヒカル「ケーシィ、お前強いんだなー」

しかしそこにはヒカルしかいない。

ヒカル「あれ、ケーシィ?
さっきまでここにいたのに……」
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