暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第1章:修正の始まり
第10話「和解」
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しているんだから無茶しないでほしいものだ。

「むぅ...なら、頼む。」

「りょーかいっと。」

  ....あの、桜さん?なんで俺とラウラのやり取りを見てニヤニヤしてるんですか?

「んー?いーや、なんでも?」

「...口に出したつもりはないんですけど。」

「顔に書いてた。」

  ...桜さんは束さんと同じで常識が通用しないから聞くだけ無駄か。

「さぁ、さっさと行くか。俺は先に行っとくよ。」

「あ、ちょっ...。」

「ではごゆっくりー。」

  ...何でゆっくりしろと?

「...あの男、色々と分からない奴だな...。」

「あはは...俺も分からん。」

  あの人のキャラが掴めない。...そこら辺も束さんに似てるんだけど。

「とにかく、私達も向かうとしよう。道は分かるか?」

「あー...覚えてないな。」

「なら私が案内する。」

  



  ...色々と突っ込みどころがあるが、和解できて何よりだな。







       =桜side=



「おー..い...って、心配は杞憂だったか。」

「さ、桜さーん...。」

  ユーリちゃんが他の隊員と険悪な状態になってないか心配だったけど、なぜか副隊長さんに愛でられている状態になっていた。

「可愛がられてるなぁ...。」

「て、敵対しないようにしただけでどうして...。」

  どうやらユーリちゃんの持ち前の優しさで対応してたらこうなったらしい。

「...えーっと、一応、一通り事情の説明はしておきました...。」

「その結果がこれか...。まぁ、敵対しなくなっただけマシだな。」

  そうこうしている内に秋十君達も来たようだ。

「えっと...これは...?」

「クラリッサ...?」

  秋十君もラウラも、ユーリちゃんの状況に戸惑っているみたいだ。

「あ、隊長!無事だったのですね!」

「あ、ああ...クラリッサ、これは一体...?」

「はい。彼女をモフると心地よい気がしたので、なんとなく。」

  なんとなくかよ!?いや、分かるけどさ。

「ど、ドイツが生まれだからか、余計に意気投合してしまって....。」

「...まぁ、仲良くしてたならいいけど。」

  苦笑いするユーリちゃんに、俺はそう言う。

「...あー、まぁ、言いたい事は少しあるが...報告が一つある!」

「っ....!」

  ラウラの一声に、一斉に隊員たちが列に並ぶ。

「先のISの暴走...VTシステムの事もあるが...先にこれを言っておこう。彼ら三名は、しばらく我が軍で共に暮らす事になる!これは
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