エイリア学園編
宇宙からの侵略者!!
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って現実とは信じられないようだ。
そんな夕香が本当に存在しているかを確かめるように、ゆっくりと夕香の髪に触れ始めて…
夕香は静かにそして優しく豪炎寺に微笑みかけた。
「…う…っ…く…!」
1年振りの再会に涙を流す夕香。
そして驚きだけに包まれていた豪炎寺もようやく実感が湧き始め、溢れる歓喜を抑え切れずにボロボロ涙を流す。
「…夕香…お兄ちゃん…勝ったよ…!」
豪炎寺はしぼり出すような声で夕香に語りかけるのだった。
雷門イレブンside
「見えて来たぞぉ、稲妻町だ!」
ひゅるるるるるる
「んっ?なんだ?」
その頃雷門イレブンの乗るバスは、慣れ親しんだ雷門中の近くへと帰ってきたところだった。
ところがその時、ふと気がつくとはるか上空からひゅるひゅる黒いサッカーボールが落ちてきていた。
「なんだありゃ?今日の天気は晴れ時々サッカーボールか?」
と、円堂達がいぶかしげな顔をしていると…
ゴワシャオオオオオオン!!
「…!?」
突如鳴り響いた世にも恐ろしい轟音、そして隕石でも直撃したかのような凄まじい衝撃に包まれた雷門中…。
突然目の前で起こった悪夢のような大惨事に、ひたすら困惑しながら雷門イレブンは雷門中へと急ぐと…。
「な…!なんてこと…!?」
「な…何が起こったんだ…!」
円堂達が到着した雷門中の様子はひどいものだった、通い慣れた校舎は跡形もなく破壊され、完全なる廃墟に変わっていた。
「き、君達なのか…?」
「あっ…!校長先生!何があったんです!?」
「う、宇宙人だ…」
「え…?」
「宇宙人だ、宇宙人が攻めてきたんだよ!」
その時廃墟と化した校舎の中から、命からがら助かったという様子で現れた校長先生。
ところがそんな校長に話を聞いてみると、「宇宙人が攻めてきた」などと話し始めた。
「うぐ…う…うう…」
「あ…!?イナズマイレブンのおじさん達!?」
「め…面目ありません…皆さまの代わりに宇宙人と戦ったのですが…まったく…歯が立ちませんでした…」
「ま、まさか…本当に宇宙人と戦ったっていうのか…!?」
ところがその時、周囲のうめき声に気づいて辺りを見渡してみれば、なんとそこにはボロボロの姿で倒れているイナズマイレブン達の姿があった。
話を聞けば校長と同じく宇宙人の仕業だとか…ここまで来ればさすがに校長の世迷い言で済む問題ではない。
宇宙人というのは本当の話なのか…と円堂達が息を飲んでいると、そこへまさにその張本人である宇宙人たちが現れた。
「や、奴らです…!奴らが戦いを挑んできたのです…!」
「我々は遠き星エイリアよりこの星に舞い降り
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