暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア 転生者はハートネット
第1巻……動き出す緋色の運命
4弾 自己紹介とロリコンと……「ロリコンじゃな(ry」
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

オレは一人納得する。いい加減、平民の味にもなれないとな……

「しかし、君が今日の爆弾騒ぎの被害者だったとは……」

「まぁ、な……強襲科(アサルト)のドンパチ、撃ちあいに慣れっちまったからな……この程度の騒ぎはもう慣れっこだ」

遠山って……苦労人だな、ホントに。
それと、アリアのことも聞いてみるか……

「それに、アリアにも目をつけられて困ってるとか?」

「……まぁ、な……」

「災難だったな、ロリコン扱いもされて」

「俺はロリコンじゃねぇぞ!?」

遠い目するくらい憂鬱なのか、と思ったらツッコミが帰ってきた……いい反応だ。

「そう言えば、遠山って……兄弟いるのか?」

「……なんでそんなこと聞くんだ?」

……遠山の空気が変わったな……やっぱり何かあったか

「実はあの冬……オレは遠山金一武偵に助けられたからな……」

「兄さんを知ってるのか!?」

「……まぁな。アンリベール号に乗ってたんだよ……乗客として」

オレは遠山にあの日のことを……伊・Uのことは伝えないように気をつけながら一応、俺の知る情報を与えておく。

「だから、カナさん……いや、金一さんは生きてるよ」

「そうか……兄さんは生きてるのか……」

「会いに来れない事情でもあるのかもな……あの日以来、彼には会ってないから詳しいことはわからないがな」

オレはぼかすように話を切る。これ以上遠山をこっち側に引き込むわけにもいけない。
……この国で伊・Uを知ってるやつは「抹消される」からな……アリアのパートナー候補をうっかり消すわけにもいかん。

さて、そろそろリサが着くはずだが……買い出しを頼んだからやっぱり時間がかかるのか。

ピンポーン……

「遠山、誰か来たぞ?」

「……居留守使うわ……何か安心したらどっと疲れた」

ピンポンピンポーン

……しかし、遠山の自転車に爆弾を仕掛けたのは一体誰なんだろうな……

ピポピポピポピポピピピピピピンポーン!ピポピポピンポーン!

……インターホンの爆押しに耐えかねた遠山が

「あーもう、うっせぇな!」

重い足取りで立ち上がり、ドアに向かって歩いて行った。
そこで止まってドアの向こうの誰かとやりとりしているが……誰なんだ?

「まて、勝手に入るな!」

叫ぶ遠山……その手が掴もうとしたのはアリアだった。

「トランクを中に運んどきなさい!ねぇ、トイレどこ?」

「トイレはそこだ」

とオレが言うとアリアが「ありがと」と言ってトイレに入っていった。
そして、トイレから出てきたアリアは……

「って、ハヤト!?なんでここにいんのよ?」

「充てられるはずの部屋に問題があってな……」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ