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9人の勇者のはぶれ者
序章 王都離脱編
呼び出された勇者たち
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と二つ目の質問は横にいる者たちも聞きたい、という表情を浮かべ真剣になる。
そして三つ目、これは先程マールドが言った勇者、という言葉がよく理解できなかったからだ。
菊斗の脳内では「は?勇者?なにそれお前頭いかれちゃってんじゃねえの?どこのファンタジーだよ」とマールドを罵倒していた。
そして四つ目、これもなに言っちゃってるの?状態である。

その質問を聞くとマールドは「よくぞ聞いてくれた!」というような表情を浮かべた。

「まずここはヴァクトラブという国だ。そして其方達がここにいる理由、それは我々が其方達を召喚したからだ。理由は後だ。そして勇者、いや、魔王について語ろうか…魔王とは強大な力を悪用し、人間を滅ぼそうとしている魔族《イビル》の王だ。その力は強大で実質数年前、魔王によって一つの都市が一瞬で消え失せた。勇者はその魔王に対抗するべき能力を秘めた言えば人類の最後の希望だ!其方達はその最後の希望なのだ!!証拠もある。心の中で「ステータス確認」と念じてみよ、称号に勇者が入っとるはずだ。」

力強く名演説してくれたマールドは菊斗達にステータスを確認せよと、言ってきた。その言葉に従うように菊斗は心の中で「ステータス確認」と呟くと頭の中に情報が入ってきた。



前後万能型:再現師《ジョブ:T》
名前:雲仙菊斗《キクト・ウンゼン》
性別:男
レベル1
生命力:65
魔力:862
スタミナ:265
力:67
素早さ:85
防御力:52
知識:1000000000
適正魔力:無
使用可能魔法
《完全再現(パーフェクトリプレイ)》〈最下等魔法再現〉

所持スキル
《完全記憶(パーフェクトメモリー)》《技術再現》


所持装備
防具:不明
武具:無

称号
喚び出されし者、記憶する者、勇者


そしてそのステータスを見て菊斗は「はぁ!?!」と叫んでしまった。それもしょうがないだろう。

周りから心配されるような目で見つめられながら菊斗は小さく呟いた。

「知力……チートだろこれ…」

その呟きはマールドや達也、恵里奈達には耳で拾うことができなかった。
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