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逆襲のアムロ
8話 ガルマ大返し 11.10
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後方に違和感を感じたのである。
そのことをランバ・ラルに報告した。

ランバ・ラルは部下を大いに信頼をしていた。ひとつひとつの他愛のない意見ですら、耳を傾け検討した。そして今回もその意見を取り入れ迎撃の対策をした。

戦場にいるものしかわからない経験上の直感。ランバ・ラルはそのことを重視していた。自身も戦場では自己の判断により生き抜いてきたクチであったからに他ならない。


「コズンの意見を是とする。迎撃する態勢を整える。もし空振りでもそれでよし。当たりなら尚良しだ」


ランバ・ラルは部下に命ずるとドムが散開し物陰に潜み、来襲を想定する敵を待った。
ガイア隊、シャア隊よりも戦果の低いランバ・ラル隊の低さの理由は危機管理の一言に尽きた。


アムロらモビルスーツ隊は想定した遭遇地点に近づきつつあった。しかしこちらも違和感を感じていた。


「静かすぎる。嫌な感じだ」


アムロがそう言うと、シロッコも通信で答えた。


「同感だアムロ君。どうする、敵は居るが・・・」


アムロは悩んだ末、カイとハヤト、ジョン、リュウを後方に置き、シロッコと共に遭遇予定地点に飛び込むことを決めた。


「危険だが、やるしかない」


「虎穴になんとやらだな。了解した」


アムロとシロッコはその地点に飛び込んでいった。
ランバ・ラルは肉眼でアムロたちを捉えると、部隊に命じ集中砲火を浴びせた。

アムロとシロッコはモビルスーツの機動力を最大限に活かし、正面のドムに接近した。
正面のドムのギーンはホバー走行で急速後退した。他のドムもアムロたちを追っていったがその後背からカイ、ハヤトたちが砲撃をしていた。


「アムロたちを全力で援護するぞ!」


リュウが吼え、カイたちも連携してドムに襲い掛かっていた。ランバ・ラル隊はそれでも慌てず対処していた。すると前方のアムロとシロッコの連携がドムを2機撃破していた。


「大尉。前方の2機はきっとエース級だ」


アコーズがランバ・ラルへ進言した。ランバ・ラルは即座に判断を下した。


「よし、撤収するぞ。殿は私が務める!」


「了解!」


ランバ・ラル隊の引き際は見事だった。ランバ・ラルとアコーズの連携による部隊の攪乱により、アムロもシロッコも翻弄され、気づけばドムが視界より、レーダーより消えていた。


「逃したか。已む得まい」


シロッコは悔しんだ。アムロも同じ思いだったが、今まで戦ってきた敵の中では一番手強かった。


「あの連携。あのまま戦っていたらオレらも無事では済まない」


アムロが皆にそう告げるとグレイファントムにいるセイラより通信が入った。


「アムロ少尉、シロッ
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