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ソードアート・オンライン 『アブソリュート クイーン編』
第1章-リンクスタート-
第6話『第1層ボス攻略会議』
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。」


キリトは笑顔でエギルと握手を交わしパーティに加える。


「キリト…僕も君たちのパーティに混ぜてもらうよ。」

ディアベルの声かけに、キリトはパーティ申請を送る。


ーこれで4人揃ったな…。後は2人だけだ……。ー


その時辺り一帯に声を轟かせる人物がいた。


「ちょー待ってんかー!」


その人物は階段を一目散に駆け下りると、決めポーズをとりウィンクをした。

「わいはキバオウってもんや。ボスと戦う前に言わせてもらいたいことがある。」


ーキバオウ…彼は以前のSAO時代で、βテスターを恨んでいる第一人者だった。やはり今回もβテスターを恨んでいるのだろうか…。ー


「この中にβテスターはおらんかー?わいは感動したんや!」


ーど、どういうことだ……。βテスターを恨んでいないのか…。ー

キリトは少し困惑していた。


「道具屋で配布されとる、ガイドブック……
あれ作ったんはβテスターらしいわ。わいはあのガイドブックに命を二度も救われたんや。」

キバオウが声を荒げながら感謝の意を表明している。


「キバオウさん。僕はβテスターですよ?」

キバオウの問いかけにディアベルが答えた。


「やっと…やっと巡り会えたわ。ぜひあんたのパーティにいれてもらえんか…頼むわ、この通りや。」

キバオウの頭を下げる姿を前に、ディアベルがキリトの方を向き、了承を得るのを待っていた。

「キリト君、入れてあげましょ。この世界と昔の世界は違うもの…。」

アスナのその言葉に後押しされ、キリトはディアベルにYESのサインを送る。

「おおきに!ディアベルは〜ん!」


涙ぐむキバオウの姿に気持ち悪さを感じながらも、5人揃ったことに嬉しさを感じていた。

ー後一人…誰かいないのか……。ー


ふと端っこの方に、フード付きのマントを被り1人で座っている人がいた。
キリトは立ちあがり、声を掛けに行った。


ー体付きが少し華奢だな……。女の子なのか…。ー


キリトはそんなことを考えながら話しかけた。


「ねえ君。もし1人なんだったら…俺たちのパーティに入らないか?…人数が1人足りないんだ。」

フード付きのマントを着た人物はコクリと頷く。
キリトがパーティ申請を送ると、迷うことなく加入した。


「そろそろいいかな?」


ディアベルが全員に声をかける。


「ボスの情報だが、名前は《イルファング・ザ・コボルト・ロード》。それに《ルイン・コボルト・センチネル》。ボスの武器は斧とバックラー。4台あるボスのHPバーの最後の1段が赤くなると曲刀カテゴリーの《タルアール》に武器を持ち替え、攻撃パターンも
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