第5章
冥界合宿のヘルキャット
第99話 修行、始まります!
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塗れた物になっていた。おそらく、専属トレーナーってのは……。
「良いか?自分の中にある物を否定するな。否定がお前を弱くしている。辛くとも苦しくとも自分の全てを受け入れろ。そして、雷の巫女から雷光の巫女になってみせろよ」
次に木場の方へと向く。
「次に木場。禁手を研ぎ澄ませ。できるだけ状態を維持しろ。んで、剣術の方は師匠にもう一度習うんだったな?」
「はい。一から指導してもらう予定です」
木場の剣術の師か。木場の剣術の練達ぶりから察するに、相当な使い手なんだろうな。
次に会う時には、俺の荒削りな我流剣術なんて通用しなくなってるかもな。
「次、ゼノヴィア。聖剣デュランダルは持ち主を選ぶじゃじゃ馬だ。お前の意思で完全に手懐けるのがお前の目標だ」
「了解した」
「次にギャスパー」
「は、はいぃぃいいいい!」
「お前のスペックは相当の物だ。最大のネックであるその臆病な心に打ち勝つ為、引き篭もり脱出計画を組んだ」
そう言い、アザゼルはギャスパーに資料を渡す。
資料を見たギャスパーは見る見る内に顔を青ざめさせていく。
「………プログラムその一でもう挫けそうですぅぅ……」
……せめて、やってから挫けてくれ……。
「次に小猫」
「……はい」
塔城はグレモリー眷属の中で一番気合いが入っている様子だった。
「お前は基礎の向上。そして、自らが封じている物を曝け出せ。朱乃と同じだ。自分を受け入れなければ、お前の望む成長は期待できんぞ」
「………」
曝け出せと言う単語を聞いた瞬間、塔城は俯き出した。
塔城も何かを封じているって事か?
「んで、神楽。話していた通り、お前には小猫の専属トレーナーをしてもらう」
「……分かりました……」
神楽が塔城の専属トレーナー?
塔城が封じている力と関係あるのか?
それに、何故か神楽もあまり浮かない表情をしていた。
「次、アーシア」
「は、はい!」
「お前も基礎トレーニングをやって、身体と魔力の向上。そして、神器の強化だ。『聖母の微笑』の効果は使用者の能力に由来する。オーラを全身から発する事ができれば、遠距離回復もできるはずだ」
遠距離回復か。
確かに、アーシアの回復の力は絶大だが、対象者に近付かなければならないと言う弱点もあったが、遠距離の回復ができるようになれば、戦闘の戦略性が大分違ってくるだろう。
アーシアの成長が一番期待がでかそうだな。
「次に千秋。お前も神器の強化だ。お前の『怒涛の疾風』は応用力が非常に高い。練度を高めて、風を自由自在に操れる様になれ。
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