第5章
冥界合宿のヘルキャット
第99話 修行、始まります!
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両親とで色々と言い合いに発展したが、部長がお母さんに言い負かされる結果となった。
ちなみに、話題に深く関わっている親友は話の内容に関して何一つ理解していない様子であった。
やれやれだな。
ー○●○ー
「部長のご両親、何が言いたかったんだろ?」
ただ一つ言える事は、俺の知らない所で俺と部長に関する何かが進んでいるって事だ。
う〜ん、部長のご両親の真意が分らない。
俺って今、どう言う立場にいるんだ?
「小猫ちゃんの様子も気になるし」
さっきの夕飯の時も、ちっとも食が進んでなかったし。
思えば、冥界に来る頃からどこか様子がおかしかったよな?
ああ!分からん事だらけだ!
「……それから…………広過ぎて落ち着かないんですけど……」
与えてくれた部屋を見渡す。改築した俺の家の部屋以上に広かった。
コンコンコン。
「ん?はーい」
ガチャ。
「……やあ」
「……あのぅ、イッセーさん」
「……イッセー兄」
「やっほ〜。イッセーく〜ん」
「………」
「こんばんわ〜」
扉が開かれ、中に入ってきたのは、アーシアにゼノヴィア、千秋、鶇さんに燕ちゃん、神楽の六人だった。
「どうした?」
「あぅぅ……一人であんな広いお部屋無理ですぅ!」
「私とアーシアは教会で質素な生活をしていたから、どうにも落ち着かなくてね」
いや、教会とか関係無く、一般庶民は普通落ち着かないから。
「って事は、千秋達も?」
「……うん」
「はい、まあ……」
「私は燕ちゃんとイッセー君のお部屋に遊びに来たんだ〜」
流石鶇さん。相変わらずのマイペースぶり。
となると、燕ちゃんは鶇さんに付き合ってって事か?
「……迷惑…だった……?」
「いや、大丈夫だよ、千秋」
俺も正直、一人じゃ落ち着かなかったし。
「あ、ギャスパーは?あいつの方が心配だ」
「ギャー君なら、段ボール箱に入ってれば大丈夫みたいですよ」
その光景を容易に想像できた。
ま、まあ、ギャスパーがそれで良いんだから、良いよな。
「明日から本格的な修行が始まる事だし。早いが、もう寝るとしようか。幸い、この大きなベットなら、全員寝られるだろ」
「はい」
「……うん」
「「は〜い」」
「……ん……」
う〜ん、俺は寝不足なりそうだ。
ー○●○ー
「フッ……フッ……フッ……」
明日からアザゼル主導の修行が始まる!
その事が頭から離れない事と部屋の広さに落ち着かない事が合わさって寝付けない俺は、気を紛らわせる為に筋トレをやっていた。
が、余計に明日の修行の事で頭がいっぱいになってしまう。
明日の修行は事前にリクエスト
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