暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第25話 剣技は更なる速さへ
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除!」
悪魔の亡霊が落下する直前に神速スキル《4倍速》を解除する。
時間制限になる前にぎりぎりで解除することに成功し安堵する。
危ない……あと0,5秒遅かったら間に合わなかった……
地面に向かって落下していく悪魔の亡霊と共に俺も重力に従い落下する。
安堵すると無意識に緊張の糸が切れそれと同時に集中力も切れた。
その瞬間、激しい頭痛と眩暈が俺を襲い意識が朦朧とする。
キリト……後は頼んだ……
その想いと共に俺は意識を失った。
サキside
「カゲヤ君!!」
空中で体勢が崩れ頭から落下するカゲヤ君を見て私は急いで落下地点に向かう。
落下地点まで行くと落ちてきたカゲヤ君をしっかりと受け止める。
「サキはカゲヤを安全なところへ。ボスは俺とアスナが相手する」
「わかった!」
ボスに向かって行くキリト君に返事をしながらカゲヤ君を抱いて扉の近くへ走る。
途中カゲヤ君の様子を見ると水色かかった髪の色が段々薄れていき元の純白の色に戻っていった。
大丈夫だよね……?
寝覚める気配の無いカゲヤ君を見て急に不安な気持ちが溢れてくる。
扉の近くまで来るとカゲヤ君を壁に凭れさせてゆっくりと座られる。
悪魔の亡霊の方を見ると
転倒
(
タンブル
)
状態になっていてキリト君とアスナが容赦なく協力なソードスキルを放っていた。
「あ、カゲヤ君の剣……」
悪魔の亡霊から少し離れたところにカゲヤ君の剣が落ちていることに気付き、急いで取りに行く。
剣を拾う時にチラッと悪魔の亡霊の方を見るとHPは残り3割になっていた。
もう大丈夫かな……
少し安堵しながらカゲヤ君の元に戻ると背中の鞘に剣を入れる。
それと同時にパリィィィィンという音がボス部屋に響き振り向くと大量のポリゴンの欠片が中に舞いボス部屋の中央に『Congratulations』という文字が高々と浮かび上がった。
やっと終わったんだ……
そう思うと疲れているせいか急に力が抜け私は床に座り込んだ。
カゲヤside
「大丈夫か?サキ」
床に座り込んだサキに後ろから話しかける。
「あっ!カゲヤ君!目が覚めたんだ。よかった〜」
「すまない。心配かけたな」
「あんまり無茶しないでよ」
「悪い、気をつけるよ」
そう言って俺はサキに手を差し出す。
サキがその手を取ると俺は引っ張りサキを立たせてあげる。
そのあとサキと一緒にキリトたちのところへ向かう。
「もう大丈夫なのか?」
キリトは俺たちに気付くと俺に心配そうに訊く。
「なんとか大丈夫だ」
「なら、さっきの戦闘、説明してもらおうかしら」
キリトの隣にいたアスナが笑
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