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伝説のトレーナーと才色兼備のジムリーダーが行く全国周遊譚
第十二話(上) 列島騒乱
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いしながらハヤトを真正面から貶める。
「ふ、ふざけるなぁぁぁ! よ、よしそんなに言うならやってやろうじゃないか! マチスさん! 僕、やります!」
「OKOK。じゃあ、パパッと頼むネ!」
ハヤトは台車を受け取って
「おい、後でほえ面かくなよ!」
「ふん、誰がよ!」
最後までいがみあったままハヤトは憤然と議場を後にした。
マチスとキョウは示し合わせたかのようにニッコリと笑う。どうやら全て計算ずくだったようだ。
キョウとアンズは一番最後列の椅子に座る。
「さて、そろそろメインテーマを話すネ! 今回のストラテジーはビリビリのライティングウォー、電撃戦ヨ! ハヤトの爆撃で敵が弱ったスキに一斉に襲いかかるのネ! 先鋒はミスターグリーン! ユーに任せるネ! この中ならユーが一番強いからネ!」
「へーへー分かりましたよ」
グリーンは頭をかきながら答える。
「ハヤトの空爆が終わったら、グリーンが動くからそれをサインに一斉に皆動き出すネ! ライティングウォーの要は詰まる所その速度ヨ! スピードとアタックがフュージョンした時にこのストラテジーはシンカを見せるネ! OK!?」
全員つられたかのようにOKと答えた。
これで作戦会議は終わり、全員自然公園とキキョウの分かれ道周辺で待機していた。
―午前5時30分 37番道路上空―
ハヤトは敵に見えないくらいの場所で乗っているピジョットを止め、待機させる。
今日は曇天で、敵からこの集団は雲に隠れて視認しにくくなっている。
「はぁ……見るのも嫌になるくらいの人……いやポケモンだかりだな……」
ハヤトの目下には整然と整列している黒と色々な色が混ざった集団が行軍していた。鳥ポケモンもいるにはいたが、ここから攻撃されるとは思っていないのか無警戒である。
ハヤトの周囲には百匹の精鋭たちがおり、どれもハヤトが手塩にかけて育てた鳥ポケモンたちである。見るものを魅了させる毛並といでたちだ。十匹ずつ群れを作り、十の群に分けている。
上空に滞空して数分。ハヤトの視界が大きく開けた。雲の間にさしかかったのだ。
「よし……! 第一群! 行けっ! キキョウの鳥使いの恐ろしさをたんと味あわせてやれ!」
ハヤトは機を逃さず急降下を指令。ロケット団の軍勢は突如現れた鳥ポケモンの集団にどうすることも敵わず、投下を許した。
バラバラに投下すると鳥ポケモンたちはV字を描くかのごとく素早く飛び上がった。10秒どころかたった7秒で元いた高度まで戻る。
そしてそれから三秒後最初の大爆発が起こった。
この振動は非常に大きく、振動は隣の道路まで、音はチョウジやアサギまで届いたという。
そして、爆発が起こったのちの地表は惨憺たる有様だった。爆心地
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