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伝説のトレーナーと才色兼備のジムリーダーが行く全国周遊譚
第十二話(上) 列島騒乱
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午後2時 チョウジタウン ポケモンセンター―
ポケモンセンターの広間テレビの前には多くの人がごったがえしていた。
テレビでは治安出動に向けての承認を行うか否か、ヤマブキシティにある国会議事堂の衆議院本会議場で投票が行われていた。
そして、投票が行われ、開票。そして衆議院議長の口から結果が公表される。
「賛成 231票。反対 249票。よって不承認と致します」
これを受けて悲喜交々の感想があがったが、どちらかといえば安堵の声の方が大きかった。
出動命令が出ていたとはいえ、武力行使をしていない段階で不承認決議が出たため、リーグに全面的に依拠するということになったからである。
しかし、これによってリーグの責任がより重くなったことは言うまでもない。
―同日 午後4時 チョウジタウン ポケモンセンター 201号室―
ワタルは匿名でサイトつきのメールが来ていた為、すぐさまパソコンを立ち上げてそのサイトを開けた。
すると、なんとマツバがギロチンの下に伏せれているではないか。
「ポケモンリーグは我々の再三再四の要求に関わらず、リーグの解散を行わず我々に反抗し続けた! これに対しサカキ様は大変にお怒りである! その為我々はこれよりこのリーグの先兵の処断を執り行う! 良いか! 我々はもう容赦しない、つぎにこれで首を刎ねられるのはポケモンリーグに所属する諸君! そしてワタル! お前自身だ!」
この宣告の後、ギロチンの刃が落とされ――どうなったかは書くまでもないだろう。
ワタルはこれを見て怒りよりも先に絶望が襲い、放心状態となった。
この動画の再生は1億回を越え、様々な論議の的となったが、「ロケット団許さじ! 即刻討伐すべし!」という論調は概ね一致していた。
そして、午後6時、ワタルは二回目の出動命令を布告。
エンジュシティが応仁以来の戦禍にまきこまれる事はもはや避けられなくなってしまったのだった――
―第十二話(上) 列島騒乱 終
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