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伝説のトレーナーと才色兼備のジムリーダーが行く全国周遊譚
第八話(上) 苦難と心と
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レッドは半ば必死な様子で言う。
「頼む! 俺さ、実はエリカ以外の異性と付き合ったことなくてそういうの全然分かんなくて」
「実はとか言わなくても知っとるわ!」
「茶化すなよ。それで、お前に相談もちかける前にも一回迫ったんだけど大きい声で拒まれちゃって……。お前何人もの女をベッドに連れ込んだんだろ? 教えてくれよ」
「なんだよその言い草……しゃーねーな。起きててダメだったら寝ている最中にいけばいいんじゃねえの?」
グリーンの一言にレッドは瞳孔を収縮させる。
「それって……寝込みを襲えってことか?」
「だからそれはお前次第だっての」
「どういうことだよ」
「エリカさんに寝込みを襲われたと思われるか愛の証となる行動をしてくれたかと思われるかと言う事さ」
「俺のサジ加減って事か」
「そうそう。俺は三回くらいこの方法で成功してるんだ」
「ちょっと強引なくらいが好かれるということか……?」
レッドは少しずつ真剣に検討し始めている。
「特にああいう女ならな。まー頑張れ」
「ありがとう。じゃあな」
そう言ってレッドは通信を切った。
―4月4日 午前2時 同所―
レッドは寝るふりをして床についていた。エリカは読書や日記などをした後、1時ころに二段ベッドの下のほうで静かに寝息をたてる。
眠りについたと判断すると彼は静かに二段ベッドの階段を降り、彼女の寝顔を見る。月明かりに照らされた彼女の顔は儚げでとても美しかった。レッドは堪らずまず彼女の髪に触れた。
石鹸のよい香りが彼の本能を刺激し、手を少しずつ下に移す。頬を撫で首筋をゆっくりと触る。絹のように滑らかな感触に加え暖かい体温は彼を更に興奮させた。
「エリカ……可愛いよ」
そう彼女の瞼を見つつ、小さく呟いていると彼女は壁の方向に寝返りをうつ。
レッドは彼女の体勢を仰向けに直す。
彼は遂にエリカの胸部に注目する。レッドは思わず胸を
弄
(
まさぐ
)
る為に手を置き、少しずつ手を動かす。下着以外の部分が思っていた以上に柔らかく、初めて味わう感触にレッドの息が乱れ始める。
「ん……」
彼女の口から少しだけ色気のある声がする。今までに聞いたことがなく、普段の凛々しい声とは反対の艶っぽい声色であった。
レッドはたまらなくなって、エリカの着ているパジャマのボタンを外し始める。意識的というより本能に支配された状態でレッドは外している。
「はぁ……はぁ……」
彼は興奮のあまり吐息と共に声がわずかながらも漏れ始めている。
ボタンを全て外し、下着の継ぎ目が見える。しかしそこで彼女の目が開いてしまった。
彼女は目を開けると、声をあげる前に頬を真っ赤にした。
「え!? ……、あ、あの……」
レッドは彼
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