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伝説のトレーナーと才色兼備のジムリーダーが行く全国周遊譚
第六話 二つの巨壁
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で戦ってきたジムリーダーたちの平均は80レベル前後。
 それを軽々と越えているのだ。しかしここまで来て引き下がるにもいかない。

「行け!フシギバナ!」

 レッドは相手が水がいる為迂闊に炎を出すのは命取りと判断。
 氷相手に草は出さないと踏んでいるだろうという虚を突く目的ででフシギバナを繰り出す。

「おいでなさい! ラフレシア!」

 エリカはラフレシアを繰り出す。
 ヤナギは目をきりりと引き締め、小さく呟く

「愚かな……。ユキノオー! 吹雪!」
「わるいごは、お仕置きだっぺー!!」

 雪の風が吹き始め、フシギバナやメガニウムの肌を撫で始める。

「ラフレシア! ジュゴンにマジカルリーフ!」
「フシギバナ! ユキノオーにしびれご……」

 しかし時すでに遅かった。
 吹雪が直撃し、両体とも倒れる。このフシギバナには既に対策としてヤチェの実を持たせていたにも関わらずこの有様だ。

「……!!」

 レッドは、目の前で起こっていることが信じられず、思わず目を背ける。

「どうした? ……もう終わりかの?」

 ヤナギの言葉は先ほどまでの優しい声とは違うものだった。獲物を射止める狩人。いや仕留める忍者の顔、そして声であった……。

―こうして、チョウジタウンについたレッド一行であったがそこのジムリーダーヤナギはレッド・エリカにとって最大の強敵であった。さて、この戦いに軍配が上がるのは……?

第六話 二つの巨壁 終―
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