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伝説のトレーナーと才色兼備のジムリーダーが行く全国周遊譚
第三話 新天地ジョウト
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の事を言ったがすぐさま修正し、二人の旅の安全を願う。
「……! あの、ポケモンは預けなくて……」
エリカは思い出したかのように、元気なさげに尋ねる。
「いい」
ウツギは静かにそう言った。
「はい?」
エリカは目を点にして、当惑気味の表情になる。
「責任は全部僕が取る。君たちは僕のあげたポケモンも使って、この地方で活躍するといいさ」
「し……しかし」
レッドは後ろめたさを感じながら言った。
「いいって言ってるんだ。早く行きなよ」
そう冷たく突き放すようにいい、我関せずとなったばかりにウツギは後ろを向く。
「は、はい! 有難うございます……!!」
レッドは大いにウツギへの感謝の意を示しつつ、ウツギの豹変にも疑問を抱きながら研究所を後にした。
そして二人は最初のジムがあるキキョウシティにへとその歩みを進めるのだ。
―第三話 新天地ジョウト 終―
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