Another24 スカーフェイス
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ブレードアーマーの瞬間加速力は凄まじく、今度はスカーフェイスの機動力に対抗出来た。
スカーフェイス「ほう、私の移動速度について来れるとはな……」
唯一露になっている左目が細くなる。
恐らく笑みを浮かべたのだろう。
エックス「俺は…負けられないんだ!!ディバートチャージショット!!」
マッハダッシュで動き回りながら、スカーフェイスにブレードアーマーのチャージショットであるディバートチャージショットを喰らわせる。
ブレードアーマーは接近戦に特化したアーマーのために、チャージショットの威力は歴代のアーマーの中では低いが、スカーフェイスにようやくダメージを与えることに成功した。
スカーフェイス「ぐっ!!この程度で!!」
エックス「うおおおお!!」
エックスのバスターブレードとスカーフェイスのツインビームランスの光刃がぶつかり合い、火花が散る。
エックスからしてみれば、ブレードアーマーは久しぶりに扱うが、剣自体は日頃の訓練で使っているために直ぐに完璧に扱えるようになる。
ルイン「エックス…」
加勢したいが、エックスとスカーフェイスのあまりの速さについて行けないために、ルインは不安そうにエックスを見つめる。
ルナ「大丈夫だ。エックスは今までどんな奴にだって勝ってきた…信じろよルイン…」
ルイン「うん…」
祈るようにエックスとスカーフェイスの戦いを見守るルイン。
そして、両者の戦いは終わりを迎えようとしていた。
スカーフェイス「はああああ!!」
エックス「ディバートブレード!!」
スカーフェイスの渾身の一撃とエックスのディバートブレードが激突し、両者共に吹き飛ばされ、同時に体勢を立て直した。
エックス「はあ…はあ…はあ…」
スカーフェイス「流石は伝説となったイレギュラーハンター・エックス…その噂に恥じぬ強さだ」
スカーフェイスはツインビームランスを収めると、エックスの実力を評価する。
エックスもバスターブレードを通常の腕に戻すとスカーフェイスに尋ねる。
エックス「お前達の言う理想とは何なんだ!?戦わなければ、手には入らない物なのか!?」
スカーフェイス「我々は…総統は…争いなど望んではいない!!レプリロイド同士が争い、人間を攻撃して一体何になると言うのだ?」
その言葉に尊敬していた師をリベリオンに殺されたマッシモが激昂する。
マッシモ「ふざけるな!!争いを生んで、マッシモ師匠を含めた沢山の犠牲を出したのはお前達だろう!!」
スカーフェイス「貴様があの勇者マッシモの弟子か、それは貴様らレジスタンスや連邦政府が我らの理想を阻むからだ!!邪魔さえしなければ手を出すなと、イプシロン総統に命じられている!!ここに来たのは私の独断だ。」
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